今月の本の話題

2010.07.05

自分の恋もままならないのに、ママの恋のアドバイザー!? レイチェルの魔法的ハイスクール・ファンタジー第2弾『カエルにちゃんとキスをする』[2010年10月]

『カエルにちゃんとキスをする』

  「実はふたりに話さなければならないことがあるの」ある日ママが言った。
 かんべんしてよ、今度はいったい何? 
 え? パパも結婚したことだし、なんとママも彼氏見つけたい?
 それならわたしにまかせなさい、とばかり、レイチェルは張り切ってママの恋のアドバイザーを買って出た。
 一方、スクールライフのほうはさんざん。ファションショーでの大失敗のせいで、Aリストの女子にはいじめられるし、スプリング・フリングの約束をすっぽかしたせいで、大好きなラフにはろくに口もきいてもらえない。
 へこむレイチェルを見かねたミリが、姉の恋のために一肌ぬごうと魔法をかけるが……。

 クールな魔法的ハイスクール・ファンタジー第二弾。


『魔女とほうきの正しい使い方』

  「大事な話があるの」ある日ママが言った。
 もしかしてママの会社が潰れた? それともママが実はゲイだったとか?(親友のタミーの家じゃママがカミングアウトしっちゃって、なんとママがふたりいる!) それとももしかして不治の病なんてことある? 
 いろいろ悩んだっていうのに、ママったら「あなたの妹は魔女なの」だって。
 なにそれ! おまけにママも魔女だって。どうでもいいけど、じゃ、なんでわたしは魔女じゃないのよ。
 いやいや、でもものは考えよう、ミリ(妹よ)にがんがん魔法をかけさせちゃえばいいじゃない。
 これはラッキーとばかり、思春期まっさかりのレイチェルが、魔女修行中の妹をいいくるめて願ったのは、世界平和……でもなく、人類の幸せ……でもなく、ダンスが上手くなって、ファッションショーに出ることと、モテモテになること、パパと恋人の仲をぶっ壊すこと。
 妹の魔法でなんとか希望をかなえたはいいが、世の中そう甘くはない。とんでもない落とし穴が山ほど待っていた。
 魔法的ハイスクール・ファンタジー第一弾!

(2010年7月5日/2010年10月5日)

 


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