今月の本の話題

2009.12.07

ブーちゃんの綴った日記で大騒動! 越谷オサム『空色メモリ』[2009年11月刊行]

 鬱々とした気分で高校時代をすごしてしまって、いまとても後悔していませんか?
 もてたい一心で、異性ばかりを意識して高校時代をごしてませんでしたか?
 部活ばかりで学校の行事に参加できなかったと、ふと思ったりしてませんか?

 自意識過剰な男子高校生、いまとなってはちょっと恥ずかしく、だけどキラキラした、まさに青春まっさかりの頃。
デブのブーちゃん、メガネのハカセ、そんなかっこよくはないけど、どこにでもいる“非モテ系男子”が主人公の青春小説はいかが? ちょっとミステリ風味でさわやかに楽しめますよ。

 たったひとりで県立坂越高校文芸部を守る、ハカセこと河本博士に春が来た。なんと、可愛い新入生が入部してきたのだ。彼女の名前は、野村愛美さん。ブンガク少女らしからぬ彼女が、なぜ人気のない弱小文化部に入部を決めたのだろう? 不思議な雰囲気の彼女には、何か秘密がありそう。
 一方、ブーちゃんと呼ばれるおれ・桶井陸。寒くても噴き出す汗に悩みつつも、知り合った新入生・サキが気になる。そんなあれこれを、部員でもないのに文芸部に入り浸っているおれは、おもしろおかしく空色のUSBメモリに綴り始めた。その空色メモリが思わぬ騒動を巻き起こして――。
(2009年12月7日)

 

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