Science Fiction

2009.07.06

『時間封鎖』が2009年度星雲賞を受賞![2009年7月]

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 2009年7月4-5日に栃木県で開催された、第48回日本SF大会・とちぎSFファン合宿 T-con2009 で、弊社・創元SF文庫刊『時間封鎖』(ロバート・チャールズ・ウィルスン/茂木健訳)が、第40回星雲賞海外長編部門を受賞しました。
 なお、続編『無限記憶』は2009年7月下旬に刊行されます。あわせて御愛読ください。

■ 著者、R・C・ウィルスン氏のコメント

09年星雲賞副賞
副賞は2.5メートル四方の巨大風呂敷
 日本の読者の皆様によって『時間封鎖』が星雲賞に選ばれたことを、たいへん光栄に思います。まずは、非常に魅力的な日本語版を制作してくれた翻訳家の茂木健と、東京創元社のスタッフにお礼を申しあげます。
 すべての作家が望むのは読者を得ることであり、自分の故郷からかくも離れた場所でそのような読者に出会えたことを、わたしは心から嬉しく思います。(茂木健訳)

※なおウィルスン氏の大会会場用のコメントでは、「ワールドコンNippon 2007のため訪日したわたしは、星雲賞の授賞式があることを知り、その授賞式で、小松左京や野尻抱介といった高名な作家諸氏が各賞を受け取る姿を拝見ました。あのときのわたしは、まさか『時間封鎖』が星雲賞の海外長編部門賞をいただくことになるとは、夢にも思っていませんでした。この受賞を、わたしはたいへん光栄に思いますし、本日の授賞式にわたし自身が参加できないことを残念に思います」(茂木健訳)という言葉が添えられていたことを付記いたします。(編集部注)

■ 訳者、茂木健氏のコメント

 星雲賞という歴史ある重要な賞を、わたしの訳出した『時間封鎖』が受賞したことは、翻訳を職業とする者として大きな歓びです。とはいえ、戸惑いを感じていることも否めません。『時間封鎖』の訳者あとがきにも書いたとおり、SFプロパーではないわたしが、初めて翻訳を任されたSF作品によって、多くの方々の長年にわたる努力により、現在の重さを獲得した星雲賞にいきなり名を連ねるというのは、正直申しあげていささか後ろめたいのです。しかし、このような僥倖に恵まれたのですから、今後も機会をいただけるのであれば、微力ではあるにせよ、できる限り質の高い翻訳でSF界に貢献させていただければと思います。

(2009年7月6日)


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