2017年4月15~16日、SFコンベンション〈はるこん〉HAL-CON 2017が横浜市開港記念会館にて開催されました。
そこで記念刊行された貴重なファンジン、ケン・リュウ著/速水螺旋人画『天球の音楽』を、実行委員会より頂きました。
しかも、このコンベンションのゲスト・オブ・オナーだったお二方、SF作家のケン・リュウ氏と、漫画家の速水螺旋人氏のサイン入りです。
このサイン入り本を、〈Webミステリーズ!〉読者の皆さまのなかから4名様にプレゼントいたします。

ケン・リュウ氏は日本でも短編集『紙の動物園』(ハヤカワ文庫SF)が大ヒットしたことが記憶に新しい、中国出身のアメリカSF作家です。短編「紙の動物園」でヒューゴー賞・ネビュラ賞・世界幻想文学大賞のトリプルクラウンを達成するなど、アメリカ・イギリスSF界を席巻しているアジア系若手SF/ファンタジー作家を代表するひとりです。

『天球の音楽』には、そのケン・リュウ氏の短編4編「天球の音楽」「追跡」「リアル・アーティスト」「遊糸」の邦訳と、池澤春菜氏による解説を収録しています。さらに、装画とイラストを速水螺旋人氏が担当されています。

このファンジン〈ハルコン・SF・シリーズ〉は、年1回の〈はるこん〉開催に合わせて招くゲスト作家の翻訳短編集を刊行しているもので、今回で8冊目となります。かつて1958~74年に刊行されて「銀背」の愛称で親しまれたSF叢書、〈ハヤカワ・SF・シリーズ〉を模した凝った造本で、これまでにチャールズ・ストロス著/大石まさる画『雪玉に地獄で勝算はあるか?』、ロバート・J・ソウヤー/加藤直之『見上げてごらん。』、アレステア・レナルズ/鷲尾直広『武道館にて。』、ジョー・ホールドマン/加藤直之『我は四肢の和を超えて』、ピーター・ワッツ/海野螢『神は全てをお見通しである』、ハンヌ・ライアニエミ/永野のりこ『テュケーと蟻』、アン・レッキー/環望『彼の歌の示す処』を刊行しています。
『天球の音楽』は、〈はるこん〉公式サイトや各地のコンベンションでは1部1000円で頒布されています。


【プレゼント応募要項】
ご希望のかたは、下の応募フォームよりお申し込みください。ご応募多数の場合は抽選となります。当選発表は、作品の発送をもって代えさせていただきます。

お申し込み締切:2017年5月25日(木)中

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※ サインは表紙ではなく書籍本体の1ページ目に入ります。なお、為書きはお受けできません。

(2017年5月11日)