桜庭一樹読書日記
2007.04.05
続・桜庭一樹 読書日記 【第1回】(2/3) [2007年4月]
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3月は(ちょっとだけ) パンク・ロックの月である。 | |
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「ビフテキや玉葱と較べたら、愛情なんてなんであろう?」 あなたってものは存在しない。あなたはただあなたが演じる無数の役割の中だけに存在するんです。いったいあなたって人間がいるのか、それともあなたは自分が扮する他人を容れるための器でしかないのか、と僕はよく不思議に思ったんです。空っぽの部屋へ入ってゆくあなたを見ると、僕はときどき、いきなりドアを開けてみたいと思いました。でも、もしやそこに誰もいないんじゃないかと思うと、ぞっとしたもんです ――『劇場』
急用があって、東京創元社に電話する。SF班K浜氏が出たので「桜庭です。いま電話があって、こっちでAが、あっちでBが上がっていて、どちらか片方しかだめだそうです。それで、自分で選んでくれって言われてですね」「えー、そうだなぁ。でもどちらかといえばAじゃないの、長いし」「ええ、わたしもそう思って、Aって答えました」「なんだよ、自分で決めたって報告かい。相談かと思って真剣に考えたのに。そういうことは先に言いなさい」「す、すみません、つい、時系列に沿ってだらだらしゃべっちゃいました。結論を見せてから回想シーンに入ればよかった。……えっ、なに?」「薙刀二段が、出島に用があるって。いま替わる」「もしもし、Fです。シャーリイ・ジャクスンお好きですか?」「好きだー!」 |
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