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2010.09.07

J:COM×AXNミステリーからの挑戦状、「二重密室から脱出せよ」に参加してきました

二重密室から脱出せよ パンフレット
© 2010 Mystery Channel Inc. All Rights Reserved.
 2010年8月末、椿山荘にて「J:COM×AXNミステリーからの挑戦状 二重密室から脱出せよ」というミステリ好きには聞き捨てならないイベントが開催されました。日本最大のケーブルテレビ統括運営会社のJ:COMと、日本唯一のミステリー専門CSチャンネルのAXNミステリーの主催により、毎回チケットがすぐに完売してしまうというリアル脱出ゲームと、お芝居や舞台に仕掛けられた謎を一晩かけて解いていくというミステリーナイトという、二つの人気参加型イベント初のコラボ企画ということで、「脱出ゲーム」パートと「ミステリーナイト」パートの両方が一度に楽しめるスタイルのイベントです。
 昨年「リアル脱出ゲーム」に参加したときの様子はレポートしたのですが、その際は惜しくも脱出に失敗していたので、今回はリベンジのつもりでいそいそと会場へ向かいました。

 まず案内されたのはたくさんのテーブルの並んだホール。受付で渡された番号のついたテーブルにつきます。同じテーブルのメンバーと共に謎を解いていくチーム戦となるようです。リアル脱出ゲーム経験者は私一人だったので、これは頑張らねば。
 テーブルにはゲームの設定が書かれた紙が置いてあり、それを読むと、今日体験できるのは「昭和33年に亡くなった伝説のゲーム作家『茂座例抄(もざれすく)』が死の直前に開催したというゲームの復刻版である」こと、そしてそれは「茂座例抄の孫である『茂座利夫(もざとしお)』の依頼により再現される」らしいことがわかります。何度も繰り返しルール説明の用紙に書かれている「昭和33年」というキーワードが重要になりそうな気配です。
 定刻となり現れた司会者の方が、どうやら「茂座利夫」役の人で、設定用紙に書かれた内容を口頭で説明してくれます。そしてまずは「脱出ゲーム」のパートからイベントスタート。

「脱出ゲーム」パート様子
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「リアル脱出ゲーム」とは、鎖された空間に隠された様々な謎を、自ら見つけ出し、それを制限時間内に実際に解くことで脱出成功、とするゲームですが、今回は会場がホテルということもあってか、ほとんどがテーブルに用意され、部屋の中に隠された謎は「パネルが3つあります」と数まで発表され、入ってはいけないところに参加者が潜り込まないよう注意を促されました。新鮮です(笑)
 テーブルごとに用意されたパズルや謎かけ、そしてその解答用紙を、テーブルが偶然同じになった方たちと解いていきます。クロスワード、ピクチャークロスワード、積み木パズル、なぞなぞなど9つの謎を解くと、解答用紙に最終問題が浮かび上がるのですが、やはり「リアル脱出ゲーム」。一筋縄では解けない問題ばかり……。制限時間の50分が目前となり、解けきれない問題は、最終問題がどういったものになるのかを推測しながら埋めることにして、そこから最終解答を導き出します。正直力技です。かつて参加したリアル脱出ゲームの教訓(たしか、出てきた問題と解答はほかでも使うかもしれないので、利用できないか必ず考える)を思い出し、なんとかその問題を解き、残り3分のところで脱出の扉へ向かい、門番へ解答を披露すると、見事正解だったようで、次の部屋へ案内されました。しかもなんと一番乗り!

 通された部屋には先程同様、数字の書かれたテーブルがいくつも配置されていましたが、一つ違ったのが、ステージがあり、またホールの中央にテラスにありそうな椅子とテーブルのセットが配置されていたこと。なんだろう? と思いながら待つことしばし。ちなみに、脱出成功するとこの部屋に案内され、失敗だと先程まで私たちがいた部屋で答え合わせを聞けたようです。全部で30数チーム参加していた中、脱出に成功したのは私たちともう一チームだけだったので、ちょっとだけ優越感を味わえました! 嬉しい!!

「ミステリーナイト」パート様子
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 続いて「ミステリーナイト」パートへ。「ミステリーナイト」とは参加者自身がミステリドラマが生で演じられているのを見て、そこで起きる事件を探偵として解くというイベントなのですが、こちらは初めて体験するので、どんな様子なのかわくわくします。いつもは5~6時間かけて行うというイベントが、どう凝縮されているのか……。
 全員が「ミステリーナイト」用の部屋に移動したところで、いきなり暗転します。マイクを通した役者さんたちの声が聞こえてきます。いよいよドラマのスタートです。
 昭和33年に開催されたゲームの作者である茂座例抄は、そのゲームに瑕疵があったことを苦にして命を絶った、とされていたのが、実は違うのではないか、と考えた孫の利夫が、当時例抄が死んだ現場にいた、ゲーム参加者たちの子孫と当日の様子を再現する、というストーリーでドラマは進みます。参加者の子孫がそれぞれその参加者になりきって演じていくのですが、やがて新たな事件が発生。目の前で演じられたドラマをヒントに解いていくことになったのですが、途中で「現場検証」タイムという、なんとも心躍る時間もありました。ただ、全部で6人の役者さんたちがそれぞれに動いている様子を一度で把握するのはとても難しく、色々見逃してしまいました……。
 こちらの答え合わせは、別室で解答の映像を見ることで行なうと発表されたのですが、その前に、この部屋からもう一度脱出してください! とアナウンスがあり、制限時間10分でもう一問問題を解くことになりました。ものすごく焦ってしまい、結局こちらは解けずじまい。残念。

二重密室から脱出せよ 脱出記念缶バッジ
脱出記念缶バッジ
 別室で答え合わせ映像を見たあとは、解答の採点結果の成績上位者の表彰がありました。最後の問題は解けませんでしたが、「脱出ゲーム」パートではなんと私たちのチームが一番で、賞品として記念の缶バッジとメモ帳をいただいてしまいました。わーい。「ミステリーナイト」パートでは満点を出した方がおられて、びっくりしてしまいました。犯人やトリックのほかに、気づいたこと、という解答欄もあって、そこの配点までばっちり獲得していることに衝撃を受けました。すごい!
 合計3時間におよぶイベントは大満足のうちに終了。また開催の機会があれば、是非ミステリ好きのみなさんにその腕を試していただくべく、参加していただきたいイベントでした。

(2010年9月7日)




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