ラウンジ

2018.02.28

飯田橋・鳥見レポート〈うぐいす餅はメジロ色〉

昨年末Webミスに載った「製作部メモ 新入りねこ族のパトロール」を読んで、これはよい!と膝を打った。とり族も、「とり警察」として鳥の登場する作品を捜索しようではないか。
さっそく「鳥」で検索してみる……「鳥肌がたった」「一石二鳥だ」「鳥のくちばしのようにとがった鼻」「七面鳥の丸焼き」……違う、求めているものと違う。そうじゃなくて、鳥そのものが登場しているところを確認したいのに。
検索ワードが「鳥」というところに難しさがあるのかもしれない。「シジュウカラ」とか「ハクセキレイ」とか「メジロ」とか、種名で探すべきなのかも。でもそんなワードで検索しても、ヒットするような気が全然しない。これは宿題にして、今回は諦めよう。

ところで、鳥に興味のない人でもカラス、ハト、スズメは知っていることと思う。(バーダーならば、ハシブトガラスなのかハシボソガラスなのか、ドバトなのかキジバトなのかを追求するかもしれないが、それはさておき)
そこでもう一歩踏み出して、覚えてほしい鳥が「シジュウカラ」「ハクセキレイ」「メジロ」である。これらは町中でもよく見られるし、「見たことある」と思う人も多いだろう。

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シジュウカラ 1

これが「シジュウカラ(四十雀)」。大きさはスズメくらいで、庭木や電線に止まってツツピー、ツツピーと鳴いている。

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シジュウカラ 2

電線に止まっているのを下から見上げると、正面に黒い縦の帯があるのがこのシジュウカラだ。この帯をネクタイと言ったりもして、ネクタイが太いのがオス、細いのがメスということだ。この太さはたぶんオス。

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ハクセキレイ

次に、「ハクセキレイ(白鶺鴒)」だ。川辺や畑でも見られるが、都会ではなんといっても駐車場で見るので、「駐車場の鳥」とも言われている。舗装道路を歩いているのもよく見かける。とにかく足が速くてカメラを向けてもトコトコトコトコ歩いていってしまうので、写真はいつもブレてしまう。そして飛ぶときにはピピッ、ピピッと鳴いていく。冬羽では灰色部分が多いが、夏羽になると灰色だったのが黒くなる。
大きさは、メジロ(12センチ)<スズメ(14センチ)<シジュウカラ(15センチ)に対し、ちょっと大きい21センチ。でも見ての通り尾の長い鳥なので、スズメたちよりそんなに大きいという感じはしない。

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メジロ

「メジロ(目白)」。スズメよりやや小さくて尾も短く、目のまわりが白い。チーチーと、スズメよりも高くかわいらしい感じの鳴き声。もしかしてこの色から、「ウグイス」と勘違いしている人がいるかもしれないが、ウグイスはメジロよりは大きく、なかなか人に姿を見せない鳥だ。

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ウグイス

よく見かける鳥を3種類だけ紹介するつもりだったが、おまけで「ウグイス(鶯)」。メジロとはずいぶん色が違うし、目のまわりのリングもない。そもそもウグイスはやぶや植え込みの中などにいて姿を見せない鳥で、たまにひょっと出てきても、すぐまた隠れてしまう。鳴き声はあんなに有名なのに。

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ウグイスとメジロ

メジロがブレてしまったが、なんとかウグイスと色が比較できる写真。上にいるのがウグイス、下にいるのがメジロ。

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うぐいす餅

うぐいす餅というお菓子は青きなこをまぶして作るが、青きなこの色はどう見てもウグイスよりメジロに近いので、誤解されやすいのだろう。

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ユリカモメ

冬なので、おまけにもう一種。川をさかのぼって外濠までやってくることもある「ユリカモメ(百合鷗)」。カラスより小さめで、くちばしと脚が赤いのが特徴。上野の不忍池でもよく見られる。名前のように、カモメ類の中でもかわいらしいカモメだ。でも夏には頭がマスクをかぶったように黒くなるので、ひょうきんに見える。手持ちの写真がなくてお見せできないのが残念。

(2018年2月28日)



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