ラウンジ

2018.04.11

営業部日誌 「へえ、こんなことも営業部の仕事なんですねぇ」の巻

営業部に所属する私の主な業務は書店営業。つまり、本屋さんを訪問して新刊の案内や棚のメンテナンスを行っています。その他にも販促のためのPOPを製作したり、Webミステリーズ! や当社のHPで公開している「注目の本」などの記事を書いたり、出版社と書店の橋渡しをしてくれる販売会社(取次)さんに、近々刊行する商品の見本をお届けしたりなんてこともしています。
この辺りはなんとなくイメージ通りなのではないかなと思うのですが、実は当社では物流系のお仕事も営業部の業務内容に含まれています。つまり、自社倉庫(流通センター)で在庫を管理し、注文を受けたら仕分けをして(ピッキングといいます)、専用の箱に詰めて出荷をしています。出荷ももちろんですが、本を綺麗にし直す「改装作業」も流通センターで行っています。
今回の営業部日誌では、そんな流通センターでのお仕事、おかげさまで本屋大賞3位を獲得した『屍人荘の殺人』に新しい帯を巻いて出荷する、私の怒涛の帯掛け作業についてご報告いたします!

2018年4月某日。普段飯田橋の本社に勤務する私は、この日、埼玉県桶川市にある東京創元社出版流通センターにいました。

e0406.jpg 本屋大賞の3位にランクインした『屍人荘』に新帯を巻いて出荷するため、応援を要請されたのです。腕が鳴るぜ。簡単にではありますが、以下、改装作業の流れです。

まずは帯のついていない状態の『屍人荘』

e04062.jpg これらを手作業で一枚ずつ帯掛けをしていきます。帯掛け作業といっても単純に1冊1冊に掛けるだけではありません。
まずスタート段階で、帯が掛けられる前の『屍人荘』が「パレット」という木の板の上に積み上げられています。1枚のパレットに積み上げられた『屍人荘』の数は、1000冊!

e04063.jpg 茶色い紙に巻かれているのが見えるでしょうか。この紙を「ワンプ」といいます。本の厚さ(業界用語っぽくいうと「ツカ」)によって何冊まとめてワンプで束ねるか変わるのですが、『屍人荘』は10冊で1つのワンプにまとめられています。
まずこのワンプを剥がす! そして帯なしの『屍人荘』を机に並べる!

e04064.jpg 帯を巻く! 5冊ごとに向きを変えて、またワンプを巻きなおす! 最後に綺麗に積み直す!

e04065.jpg といういくつかの工程を経ております。帯は事前に最初の部分だけ折っておいたりして、下準備が結構手間なのです。それを各自が分担して作業を進めていきます。
後輩のQも頑張って巻いていますね。

e04066.jpge04067.jpge04068.jpg 営業部員大量投入で帯掛け作業をして、なんとか二日半で改装作業を終えることが出来ました!

e04069.jpg ああ、良かった良かった。さあ、帰ろうか! と思いきやどこからともなく出てくる、改装前の『銀河英雄伝説』! ちょうどアニメ始まりましたもんね。そうですね、これも頑張らなきゃです!

e040610.jpg というわけで本屋大賞直前の週は、普段の業務とは別のことでてんやわんやしておりました。しかしルーティーンの仕事だけでなく、日々の業務を忘れて、改装作業に没頭するのも良いものです。私は途中、帯を掛け替えることだけにのめり込むことが出来て、ある意味とてもリフレッシュ出来ました!

今回はここまで! また次回をお楽しみに~。
あ、ちなみに東京創元社営業部の男性社員はみなフォークリフトの免許を持っています。私はパスポートを取得する際、自動車の免許証を持って行くのを忘れて、フォークリフトの免許証を提出した覚えがあります。つぶしがききそうで良いですね。それではまた次回!

(2018年4月11日)



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