ラウンジ

2017.11.02

営業部日誌 「書店大商談会で頑張りました」の巻

いつもお世話になっております。営業部のFです。ここ数年のFは、年末はのんびりで、10月11月がてんてこ舞いです。というのも通常業務の他にイベントが盛りだくさんだからです。書店大商談会、鮎川哲也賞授賞式、神保町ブックフェスティバルと年に1度のイベントが集中して押し寄せてきます。今回の営業部日誌では、そんなFが係わる怒涛のイベント祭りのスタートを飾る、「書店大商談会」についてご報告いたします。

そもそも書店大商談会とは何かから説明せねばなりませんね。
書店大商談会とは、書店・販売会社・出版社が一堂に会し、商談の機会を設けたイベントです。うん、わかり辛いですね。あれをイメージしてください。就職活動の合同説明会。あれよりか各ブースは狭いですが、あんな感じで来場された書店員さんが各出版社のブースをまわり、オススメの商品の案内を受けます。気に入る商品があればその場で注文もオーケー! そんなイベントです。
因みに販売会社とは、メーカー(出版社)と小売店(書店)の間に立つ問屋のようなところです。商品の出荷・返品といった流通業務や代金の回収をやってくれます。私たち出版人は販売会社のことを、普段は「取次」と呼んでいます。
出版社の営業部員は、書店を訪問し、新刊や売れている商品を案内し、棚や平台の補充をするのが主な業務です。ただ、全国に書店は12000店以上ありますので、その全ての書店を営業するというのは無理があります。こうした商談会は、普段お目にかかる機会のない書店員さんとの交流の場として機能しています(因みに弊社の書店営業の人員は6人です。たった6人!? とお思いかもしれませんが、中堅クラスの出版社ならこれは多い方です)。
参加出版社は240社(計248ブース)。今年の来場者数はまだ発表されていませんが、例年2000人を超える出版人が集まる、一大イベントです。

2017年10月26日。今年で8回目となる書店大商談か行われたのは、東京ドーム・プリズムホールです。

1 (4).jpg 弊社も例年このイベントに参加しています。当日の弊社のブースはこんな感じ。

2 (4).jpg 今店頭でお配りしているPOPやパネル、PVなどもふんだんに使って、今弊社で売り出し中のものをディスプレイ。他にも、ちょうど松竹さんから来年放送するアニメ『銀河英雄伝説』の主人公・ラインハルトの立て看板を借りていたので、一緒に飾ります。

3 (5).jpg 11時になったらいよいよ商談会スタートです。案内を受けた書店員さんが、これは売れそうだ! と思ったらその場で商談成立。書店にはそれぞれ「番線」というコードがありまして、これを注文書に書いてもらいます(通常、書店で営業を行った際は「番線印」という判子を押してもらうのですが、今回のように立ち寄ってもらっている場合は手書きの場合が多いです)。もちろん一日限りのこのイベントで、全国すべての書店員さんと挨拶することはできませんが、今回、新たに知り合った書店員さんもたくさんできました。このイベントで注文をもらうことも大切ですが、それ以上に新しく繋がることができる書店員さんが増やすのもイベントならではの機会です。

ところで東京で行われるのは書店大商談会ですが、実は東京以外でも商談会は行われています。書店大商談会と同じく出版社文化産業振興財団主催で行われている大阪の商談会「BOOK EXPO」や北海道の「北海道書店大商談会」、中日新聞社主催の「どえりゃあ書店大商談会」、福岡県書店商業組合主催の「九州選書市」等全国各地、様々な形態で行われています。
商談会は完全に出版人だけのイベントではありますが、普段お目にかかれない書店さんとの交流は、巡り巡ってみなさまのお手元に本が届きやすい環境をつくるということに繋がっていきます。もしかしたら、次はあなたの町に弊社の本が届くのかも、しれない……。引き続きのご愛顧をお願いいたします。

あと、今日この記事を書いていて思ったのですが、出版社営業の業界用語的なものをまとめても良さそうですね。普段何気なく使っているのですが、その分説明が難しいですね。「取次」とか「番線」とか。他にも「客注」とか「延勘」とか普段使いしている用語が色々あるんですよー。誰かがまとめます、その時をどうぞお楽しみに! 今回はこれにて終わりです!

(2017年11月2日)



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