全記事一覧

2010.08.05

短編ミステリ読みかえ史 【第17回】(1/2)  小森収

 デイモン・ラニアンは、リング・ラードナーと並んで、20世紀前半のアメリカにおける、ジャーナリスト出身のユーモア小説家として、著名な存在です。『犯罪文学傑作選』にも、両者ともに作品が収録されてい...

2010.07.05

短編ミステリ読みかえ史 【第16回】(1/2)  小森収

 ロアルド・ダールの第一短編集『飛行士たちの話』のハヤカワ・ミステリ文庫版解説で、阿刀田高がこう書いています。星新一が「ダール、ダールと言うけれど、本当の傑作はそう多くはないね」と言って、阿刀田...

2010.06.07

短編ミステリ読みかえ史 【第15回】(1/2)  小森収

 ジョン・コリアは、おもに30年代から40年代にかけて活躍した、短編小説家です。諷刺作家ないしは、シニカルなブラックユーモアの作家という位置づけになるのでしょうが、日本では、ミステリ愛好家が注目...

2010.05.07

短編ミステリ読みかえ史 【第14回】(1/2)  小森収

 この連載は、江戸川乱歩編『世界短編傑作集』全5巻を引き継いで、その後の時代をふり返るのが目的です。これまで、『世界短編傑作集』の時代で、補足しておかなければならないことに、少々手間取りはしまし...

2010.04.05

短編ミステリ読みかえ史 【第13回】(1/2)  小森収

 さて、ウールリッチ=アイリッシュに戻りましょう。  主人公が窮地に陥り、最後にはそこから脱するにせよ、その間のサスペンスで読者を魅了する。これがウールリッチ=アイリッシュの根本的な発想です。そ...

2010.03.05

短編ミステリ読みかえ史 【第12回】(1/2)  小森収

(編集部注:本稿で言及されている『シャーロック・ホームズの冒険』収録の短編「ぶなの木屋敷の怪」の[ぶな]の字は正しくは[木+無]ですが、お使いのパソコン環境によっては表示されないため、ひらがなで...

2010.02.05

短編ミステリ読みかえ史 【第11回】(1/2)  小森収

 コーネル・ウールリッチ別名ウィリアム・アイリッシュは、30年代にパルプマガジンの作家として登場し、40年代の長編ミステリで名を残しました。作家としての出発は20年代でしたが、成功とは言えない一...

2010.01.06

短編ミステリ読みかえ史 【第10回】(1/2)  小森収

 『世界短編傑作集』も第5巻に入ると、第二次大戦後に日本に紹介された作家が入ってきます。そのトップバッターが、コーネル・ウールリッチ=ウィリアム・アイリッシュでした。収録されたのは江戸川乱歩が褒...

2009.12.07

短編ミステリ読みかえ史 【第9回】(1/2) 小森収

 まず、前回の補足を少ししておきます。  ウィリアム・フォークナーの短編小説「エミリーに薔薇を」の、ホーマーを同性愛とする解釈についてです。『フォークナー事典』で「エミリーに薔薇を」の項を引くと...

2009.11.05

短編ミステリ読みかえ史 【第8回】(1/2)  小森収

 ミステリと文学の関係をあつかった、モームの「創作衝動」を取り上げたその月の創元推理文庫は、復刊ラインナップに、エラリー・クイーン選の『犯罪文学傑作選』が並んでいました。このアンソロジーの趣旨...
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