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2017.09.19

 1990年代、鮎川哲也が編纂者(へんさんしゃ)を務め、一般読者から募った短編を文庫形式で刊行した公募アンソロジー『本格推理』。その常連投稿者に新作長編を依頼することで始まった、光文社の新人発掘企画...

2017.09.08

 ダークといえばホラー界の期待の新星、澤村伊智『ししりばの家』(KADOKAWA 1600円+税)が怖い。タイトルから分かる通り、今回のモチーフは家だ。  夫婦で東京に越してきた果歩だったが、働きに...

2017.09.07

 縁結びの神様と人間たちのドタバタ劇と聞けば、ああ、なんか既視感のある話だなと思う。著者が万城目学(まきめまなぶ)と聞けば、あ、ならば面白そうだな、と予感する。そんな上からの偉そうな期待など吹っ飛ば...

2017.07.20

 名探偵が謎を解いても、事件によって生まれた憎しみまでもが消せるとは限らない。石持浅海『鎮憎師(ちんぞうし)』(光文社 1500円+税)は、読んで字のごとく、憎しみを鎮めることで復讐の連鎖を断ち切る...

2017.07.18

 第16回鮎川哲也賞に投じた『理由(わけ)あって冬に出る』が佳作入選し、2007年に創元推理文庫から刊行されて早10年。似鳥鶏(にたどりけい)『彼女の色に届くまで』(KADOKAWA 1500円+税...

2017.07.14

 香港を舞台にしたのは原田マハ『アノニム』(KADOKAWA 1500円+税)。著者得意のアートを題材にしつつ、スリリングなエンタメ作品に仕上げている。  盗難にあったアート作品がきれいに修復され元...

2017.07.13

 中央アジアのアラル海が干上がった場所に生まれた、アラルスタンという小国。反政府軍や侵略を謀(はか)る周辺諸国との関係も課題山積のなか、大統領が何者かに暗殺される。政府の男たちは逃げ出し議会がもぬけ...

2017.05.23

こんにちは、編集部のIです。前回、編集者の仕事のひとつとして、編集部のFによる待機会のレポートが掲載されました。 今回は、その他の仕事として、本格ミステリ大賞の開票式レポートをお送りしたいと思います。...

2017.05.19

 多くの本格ミステリー作家諸氏が、このジャンルに親しむ新たな読者の開拓を常に考えていることだろう。だがそのなかでも、とくにここ数年の作品から読み取れる古野まほろの心の砕き方は、もっともっとシーンで評...

2017.05.18

 本年は、綾辻行人『十角館の殺人』が発表されてから30年――つまり〈新本格〉誕生30周年のメモリアルイヤーである。と同時に、あの“犯罪臨床学者”の初登場から25年という節目の年でもある。  有栖川...
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