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2018.01.12

 一転して、魅力的な人々が時代の中で奮闘する話を。伊吹有喜『彼方の友へ』(実業之日本社 1700円+税)は、戦時下の東京で、少女雑誌の編集に携(たずさ)わる人々が登場する。  父親が失踪し、母親が体...

2018.01.11

 三浦綾子文学賞を受賞し話題となった『颶風(ぐふう)の王』の著者、河崎秋子の第二作が刊行された。その名も『肉弾』(KADOKAWA 1600円+税)。このタイトルでどういう内容かというと、なんと、熊...

2017.12.08

 僕が小学生時代の土曜日の楽しみといえば、個人的には夜8時にTBSで放送していた、ドリフターズの「8時だョ!全員集合」でした。お風呂の後に、牛乳を飲みながら番組を観るのが好きでしたが、強烈なギャグに...

2017.12.08

この度、大岡昇平の裁判小説『事件』が創元推理文庫より刊行されました。幸い多くの読者の方々に手に取っていただけているようで、嬉しいことに発売から一週間で重版も決まりました。 『事件』については〈Web...

2017.11.16

 鳥飼否宇『紅城奇譚』(講談社 1700円+税)は、戦国時代の九州を舞台にした連作集。「鬼」と恐れられる残忍極まりない城主が住まう、燃えるような紅い色の城で奇怪な事件が続発する。  死んだ正室の首が...

2017.11.15

 するすると術中にはまり、作者の掌(てのひら)の上で最後の最後まで見事に転がされてしまう。いまミステリーを読んで、そんな悦(よろこ)びを存分に味わいたいなら、岡田秀文『帝都大捜査網』(東京創元社 1...

2017.11.10

 著者のプロフィールを知らない人は、これは自伝だと思うのではないか――と唸ったのは桜木紫乃『砂上』(KADOKAWA 1500円+税)。  北海道・江別(えべつ)に暮らす柊(ひいらぎ)令央は40歳。...

2017.11.09

『テンペスト』『風車祭(カジマヤー)』など沖縄の歴史や文化を盛り込んだ壮大なエンターテインメントを発表してきた池上永一。新作『ヒストリア』(KADOKAWA 1900円+税)も非常にダイナミックな作...

2017.09.20

 明治12年の新橋(しんばし)駅駅長室から物語の幕が上がる、山本巧次『開化鐵道(てつどう)探偵』(東京創元社 1600円+税)は、《ミステリ・フロンティア》レーベル初となる、歴史小説の要素を含む本格...

2017.09.19

 1990年代、鮎川哲也が編纂者(へんさんしゃ)を務め、一般読者から募った短編を文庫形式で刊行した公募アンソロジー『本格推理』。その常連投稿者に新作長編を依頼することで始まった、光文社の新人発掘企画...
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