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2017.03.24

 愛川晶『「茶の湯」の密室 神田紅梅亭寄席(よせ)物帳』(原書房 1,800円+税)は、落語を題材にしたシリーズのじつに五年ぶりとなる二編を収録した待望の新作だ。  表題作では主人公の福の助は真打...

2017.03.23

 年末ランキング系の売り伸ばしが一段落するも、本屋大賞ノミネート作決定、芥川賞・直木賞発表など、なにかと慌ただしい売り場より今回もお届けする本年最初のレビューは、医療本格ミステリーの優れたデビュー作...

2017.03.14

 生と死のはざまの極限状態にさらされる人たちが登場するのは石井光太『砂漠の影絵』(光文社 1,700円+税)。2004年にイラクで起きた日本人拉致(らち)殺害事件をベースにした、 ノンフィクション作...

2017.03.13

 リストラされて職を失い、家で留守番状態の新三郎のもとに現れたのは、奇妙な訪問販売の女性二人組。年上の女は米子といい、若い方の女は露子と名乗る。彼女たちが強引に買わせようとするのは、灯籠(とうろう)...

2017.01.19

“ふたつの筋を交互に展開”するといえば、白井智之『おやすみ人面瘡(じんめんそう)』(KADOKAWA 1,600円+税)も忘れてはならない。アンモラルな特殊設定を活(い)かした異形のパズラーを紡ぎ出...

2017.01.18

『空耳の森』から4年、ついに七河迦南の新作が読める、そして扱える!――と売り場で小躍りし、いざ読んでみると、さらに感激倍増。帯に記された、「犯人はすぐそこに。その名は目の前に。でもあなたには、決し...

2017.01.17

 ところでここ最近、教育というものについて考えさせられる小説も多かった。まず、森絵都 『みかづき』(集英社 1,850円+税)は、塾業界を舞台にした親子三代の物語。昭和38年、小学校の用務員の吾郎は...

2017.01.16

 第二次世界大戦前後からのヨーロッパ史に詳しい須賀しのぶの新作『また、桜の国で』(祥伝社 1,850円+税)は、第二次世界大戦前夜からのポーランド、ワルシャワが舞台となっている。  白系ロシア人を...

2016.12.02

2016年10月28日、飯田橋のホテルメトロポリタン エドモント〈悠久の間〉にて、〈第二十六回鮎川哲也賞〉ならびに〈第13回ミステリーズ!新人賞〉の贈呈式が開かれました。当日は、多数の皆さまにご来席...

2016.03.07

2016年3月に刊行される『現代詩人探偵』は、自殺した詩人たちの死の謎を追う、「僕」の孤独な探偵行を描いたミステリです。本作でミステリに初挑戦した、著者の紅玉いづき氏に執筆秘話をお伺いしました。 ―...
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