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2017.07.20

 名探偵が謎を解いても、事件によって生まれた憎しみまでもが消せるとは限らない。石持浅海『鎮憎師(ちんぞうし)』(光文社 1500円+税)は、読んで字のごとく、憎しみを鎮めることで復讐の連鎖を断ち切る...

2017.07.18

 第16回鮎川哲也賞に投じた『理由(わけ)あって冬に出る』が佳作入選し、2007年に創元推理文庫から刊行されて早10年。似鳥鶏(にたどりけい)『彼女の色に届くまで』(KADOKAWA 1500円+税...

2017.07.14

 香港を舞台にしたのは原田マハ『アノニム』(KADOKAWA 1500円+税)。著者得意のアートを題材にしつつ、スリリングなエンタメ作品に仕上げている。  盗難にあったアート作品がきれいに修復され元...

2017.07.13

 中央アジアのアラル海が干上がった場所に生まれた、アラルスタンという小国。反政府軍や侵略を謀(はか)る周辺諸国との関係も課題山積のなか、大統領が何者かに暗殺される。政府の男たちは逃げ出し議会がもぬけ...

2017.05.23

こんにちは、編集部のIです。前回、編集者の仕事のひとつとして、編集部のFによる待機会のレポートが掲載されました。 今回は、その他の仕事として、本格ミステリ大賞の開票式レポートをお送りしたいと思います。...

2017.05.19

 多くの本格ミステリー作家諸氏が、このジャンルに親しむ新たな読者の開拓を常に考えていることだろう。だがそのなかでも、とくにここ数年の作品から読み取れる古野まほろの心の砕き方は、もっともっとシーンで評...

2017.05.18

 本年は、綾辻行人『十角館の殺人』が発表されてから30年――つまり〈新本格〉誕生30周年のメモリアルイヤーである。と同時に、あの“犯罪臨床学者”の初登場から25年という節目の年でもある。  有栖川...

2017.05.17

 一方、第29回小説すばる新人賞は史上最年少、16歳の少年が受賞したことで話題になった。青羽(あおば)悠『星に願いを、そして手を。』(集英社 1600円+税)は、幼なじみの男女4人が登場する。  1...

2017.05.17

 寡作な太宰治賞作家、志賀泉が久々に新刊を上梓した。『無情の神が舞い降りる』(筑摩書房 1600円+税)は自身の出身地である南相馬(みなみそうま)と思われる、避難地区に育った男と少女が主人公の二篇を...

2017.03.24

 愛川晶『「茶の湯」の密室 神田紅梅亭寄席(よせ)物帳』(原書房 1,800円+税)は、落語を題材にしたシリーズのじつに五年ぶりとなる二編を収録した待望の新作だ。  表題作では主人公の福の助は真打...
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