6月30日に刊行予定の深沢仁『眠れない夜にみる夢は』の刊行を記念して収録短編5本の中から1編を全文公開いたします!

深沢仁先生は熱烈な支持を得たファンタジイ・シリーズ〈英国幻視の少年たち〉(全6巻/ポプラ文庫ピュアフル)のほか、2020年には作品集『この夏のこともどうせ忘れる』(ポプラ文庫ピュアフル)で第12回高校生が選ぶ天竜文学賞を受賞し話題となりました。本作は注目の作家による、一般文芸分野における初の四六判単行本です。
公開する短編は、刊行前にプルーフを読んだ書店員さんから人気の声が高い、第二話「明日世界は終わらない」です。 

眠れない夜にみる夢は 全文公開バナー
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「明日世界は終わらない」内容紹介】
三人は同じ日の夜に出会い、恋に落ちた。俺は彼女に。彼女はあの男に。そして、あの男が恋をした相手は俺だった。
なぜ俺なのか、とあの男に訊いてみた。健やかな馬鹿がタイプなのだという。それって悪口じゃないのか? 
それはともかく俺たちの一方通行の三角関係は、しかしそれほど時間を置くこともなく、べつのものへと姿を変えていった――。

せつなかったり、さびしかったりする愛すべき人たちが、右往左往しながら新しい人間関係を築いてゆく珠玉の五編を収録。優しくときに哀しい、深沢仁の新境地にして真骨頂。
この機会にぜひお楽しみください。

また刊行を記念して、書き下ろし掌編の配布企画も実施いたします。詳細は以下よりご確認いただけます。



書名:『眠れない夜にみる夢は』
著者:深沢仁(ふかざわ・じん)
判型:四六判仮フランス装
定価:1,760円 (本体価格:1,600円)
予定ページ数:272ページ
写真:赤木遥
装幀:アルビレオ
刊行:2023年6月30日

眠れない夜にみる夢は
深沢 仁
東京創元社
2023-06-30