デビュー10周年を迎えた青崎有吾さんの初となる独立短編集『11文字の檻』が、昨年12月の刊行以降、3ヶ月連続で重版中! 各社のアンソロジーなどに収録された極上の短編に、書き下ろし「11文字の檻」と著者による各話解説を加えた傑作短編集となっております。発売直後から読者の方々をはじめとして、人気作家の絶賛コメントも集まり、朝日新聞や読売新聞の書評でも取り上げられるなど勢いがとまりません。


Twitterコメントによる、豪華サイン入り色紙が当たるキャンぺーンも、多数のご応募をいただきました。投稿してくださった読者の皆様、ありがとうございました。

今回は読者の方のコメントを厳選してご紹介いたします。

「11文字の檻」囚人達が11文字のパスワードを解き、更生施設からの脱出を試みる表題作他、本格ミステリ、SF等全八編の短編集。どの短編も素晴らしかったですが、表題作がずば抜けて面白かった😆主人公達と一緒に謎解きをしている感覚で楽しめました!映画化とかして欲しい😄【こーたろ。さん】

表題作の「11文字の檻」は脱出する為に無謀とも思えるパスワード当てに挑戦する話。ななまがりが元号2文字を当てるだけでもあれだけ苦労したのに😂異質な環境下でパスワードを考察していく様子が魅力的な短編。【Toron 読書垢さん】

不可能クイズに溺れる恐怖…ロジカルで超綿密! 驚愕の解決策と真相に脱帽しました。陰鬱としている檻の中、超絶無理ゲーに必死にあがく登場人物たちの熱気で息苦しい。軟禁される日にちが経過していくうち、少しずつ希望が見えてくる展開もお見事でした。【秋@ミステリー📚読書垢さん】

一番好きなのは「恋澤姉妹」。究極に閉じた美しい世界を、手段を選ばず構築できる圧倒的な力。大好物でした…。終末的・退廃的な世界観の中にめちゃくちゃ可愛い百合が描かれている。これは何回も噛める小説。【モーーフ🦔(Extended Mix)さん】

青崎有吾さん『11文字の檻』読みました。短編集。いくつか読んだものもありましたがまとめて読めるのは嬉しい。中でも「加速してゆく」と表題作「11文字の檻」が面白すぎました。過去と近未来の話。【クマミチさん】

「your name」「飽くまで」経路の違うショートショート2編。前者は短いながらもきちんと本格ミステリになっていてすごい。後者はミステリというより、ブラックユーモアに満ちた落語のような下げ方。両者とも、ばびゅん、と突風が抜けていったような瞬発的な面白さ。【Naoさん】

特殊な状況から仮説を検証して攻略していくプロセスがとても面白かった表題作が1番好きでした。【ハゲ太郎さん】

「加速してゆく」JR福知山線脱線事故を題材にしたお話。所々に平成の小ネタもあり、よりリアルな情景が浮かんできました。そして物語は徐々に加速してゆき...予想外の結末が待つ傑作!【hiroさん】

「加速してゆく」実際の凄惨な事故が一人の学生の生きる道に関わってくる物語、興味深かったです。記者のネガティブな所が語られることも多い世の中ですが、終盤の植戸の撮る理由を語る場面は記者の誇りと想いを感じて、多鹿と一緒に心動かされるものがありました。【さくらんさん】

表題作。1本の映画を見たような感覚。11文字のパスワードを当てなければ出られない。獄中では途方もなく絶望的な気分だったけど、終盤から一気に物語が進んでいく。それまでの全てが伏線になって。 考えることしか許されないというのも拷問なのだなー。映像で見たい!【無気力なはるさん】

「噤ヶ森の硝子屋敷」どの作品も面白いこの本の中で、一番好きな作品かもしれません。この作品はいかにも本格物らしい感じで進んでいくのですが、中盤の方でとても個性的な探偵とその助手が登場することにより、物語の雰囲気が変わるところも印象的でした。解決編の部分はとても論理的で、さすが青崎先生!といった感じでした。【Kitoさん】

どの短編も素敵でしたが、「加速してゆく」「11文字の檻」が特に好きでした。「加速してゆく」は事故の描写がリアルで胸が苦しくなりながらも、その事故を通じて明かされる別の真実が強く心に残りました。「11文字の檻」は牢獄の設定にまず驚かされ、解き明かす過程にワクワクしました。【桜さん】

本日読了。どれも面白かったけど、特に表題の「11文字の檻」が好きです…!11文字の檻は正解は実はすごく難しい言葉で、当たらないっていうこともあるかな?て思いながら読んでたけど、全然その予想は当たらなかったです。笑 久しぶりに寝る前に楽しみに読む本ができてよかったです!【ありさん】

おもしろかった〜!!なかでも「加速してゆく」「クレープまでは終わらせない」「恋澤姉妹」と表題作「11文字の檻」が特にお気に入り。思考と言葉で檻を破れる、やっぱりミステリって小説って最高だよなあと思える短編集でした。ほんとに読めてよかった!!【棚さん】

中学生の時に読んだ体育館の殺人からずっと読んできてる作家さんのデビュー10周年記念作品集。表題の「11文字の檻」、まじで面白かった。最初から最後まで一瞬も退屈できないし、さりげない伏線が回収される感じがほんと好き!表紙も相変わらず最高です【hirokiさん】

また、青崎有吾さんのデビュー10周年を記念して、イラストレーター・田中寛崇さんが手掛けた、『体育館の殺人』『水族館の殺人』『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』『図書館の殺人』(以上すべて単行本版)、そして新刊『11文字の檻』の5種類のカバーイラストを使ったクリアファイルも販売中! 詳しくは、こちらをご確認ください。