ナポリ市内にある警察分署のひとつピッツォファルコーネ署、通称〈P分署〉。
そこでは有能だが各自さまざまな問題を抱える七人の警察官が捜査チームを結成している。
彼らはきょうも、管内で起こる難事件を解決するべく、動き出すのだ――

イタリアの人気作家、マウリツィオ・デ・ジョバンニが2013年から開始した〈P分署捜査班〉シリーズは、著者があの警察小説の金字塔、エド・マクベインの〈87分署〉シリーズに多大な影響を受けて書いた警察小説です。個性豊かな刑事たちが、立てつづけに発生する事件にぶつかっていくさまはもちろんのこと、キャラクター描写や文章のはしばしでそのことを実感できますし、異なるところはしっかり違う、21世紀版にアップデートされた〈87分署〉を味わうことができます(ちなみにこのシリーズ、創元推理文庫版の翻訳はイタリア語からの直訳でお届けしています)。

その多面的な魅力については、第1作『P分署捜査班 集結』の解説で吉野仁氏、第2作『P分署捜査班 誘拐』の解説で川出正樹氏に、それぞれ分析し語っていただいております。お二方の解説はともに〈Web東京創元社マガジン〉で全文公開していますので、どうぞあわせてお読みください。





そしてこのシリーズの最新刊、第3作となる『P分署捜査班 寒波』が、2月20日に創元推理文庫より刊行されます。


【『P分署捜査班 寒波』あらすじ】
冷えこみの厳しい十一月の朝。P分署に二重殺人発生の通報がはいる。被害者は同居する兄妹――化学者の兄と、モデルの妹。ふたりを殺したのは何者か。いっぽう署を訪れた中学校教師は、受け持ちの女子生徒が家族に虐待されている疑いがあると打ち明けて……。ナポリの街で発生する事件を解決するため、型破りな刑事たちは悩み、怒り、走る! 21世紀の〈87分署〉シリーズ最新刊。解説=三橋暁

本書の刊行を記念して、シリーズ第1作『P分署捜査班 集結』を3名様にプレゼントします。タイトルどおり、P分署に七人の警察官が集まる話でもあるので、まずはこの作品から読んでいただき、あとは『誘拐』『寒波』と刊行順に追っていただくのがベストでしょう。


【『P分署捜査班 集結』あらすじ】
重大な不祥事を起こして市警の面目をつぶしたピッツォファルコーネ署へ欠員を埋めるため送り込まれたのは、独自の捜査方針を貫くロヤコーノ警部を筆頭に、有能だが各分署が持て余した刑事ばかり。彼らは新天地P分署で急造捜査班を結成し、女性資産家殺しや少女監禁など、続発する難事件に挑んでいく。21世紀の〈87分署〉とも言うべき、イタリア発の大人気警察小説シリーズ始動! 解説=吉野仁

応募方法はとても簡単、2ステップで完了です。

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※応募締切は2月14日(火)昼12時です!
※該当ツイートをリツイートしてくださった方の中から「3名様」を抽選で選ばせていただきます。非公開アカウントは抽選の対象外となります。
※ご当選者のみに、2月16日(木)17時までにtwitterのダイレクトメッセージ機能を使ってご連絡差し上げます。書籍を発送するため、こちらの用意したフォームに必要事項を入力いただきます。ご了承のほど、お願い申し上げます。
※いただいた個人情報は本の発送以外の目的には使用しません。


集結 P分署捜査班 (創元推理文庫)
マウリツィオ・デ・ジョバンニ
東京創元社
2020-05-29


誘拐 P分署捜査班 (創元推理文庫)
マウリツィオ・デ・ジョバンニ
東京創元社
2021-05-10


寒波: P分署捜査班 (創元推理文庫)
マウリツィオ・デ・ジョバンニ
東京創元社
2023-02-20