芦花公園『とらすの子』発売から約1週間が経ち、おかげさまで続々と反響が届いております!
そこで本日は、事前にお読みいただいた書店員さんから寄せられた感想をご紹介したいと思います。


何が起こっているのか、どうしてなのか、とにかく謎の解明がされるのかどうか気になって仕方がなかった。
だけど読み進めるうちに、これは触れてはいけない。知ってはいけない。ただただ関わった人々が無事にやり過ごせますようにと祈る気持ちすらあった。
――宮脇書店ゆめモール下関店 吉井めぐみ 

心がザラつく作品でした。
陰惨なのに、なぜか清々しさを感じる。
彼らを死に誘う元凶の魔女の、淫蕩な魅力。関わってはいけないものと関わってしまった時、人が辿る運命は一つしかない。逃げ果せない悲喜劇を見たい方に手に取ってほしい。
――スーパーブックスあおい書店春日店 H・N 

どう足掻いても、抜け出せない底なし沼でした。ホラーを読んでいるのに、どうして共感してしまうのか。身に覚えのある、拗らせた誰にもいえない気持ちを、引き摺り出されました。
――卓示書店河口湖BELL店 K 

なんて魅力的な恐怖なのだろう。何かが起こる度怖くて、底知れなさを少しでも払拭しようとページをめくる手が止まらない。そして同時に「もっとやれ」とどこかで思ってしまう。どうやら私もおそろしい“モノ”に出会ってしまったようだ。
――ジュンク堂書店吉祥寺店 田村知世 

達成感から虚しさへ 狂気から正気へ
相反する感情に翻弄され、あえてドロドロになって沈みたい衝動にかられて一気読みでした。おもしろかった。
――喜久屋書店小樽店 渡邊裕子 

美しいマレ様が気になり、とまらずに読んだ。容赦ない上に、想像を超えた壮大なストーリーが広がっていく……それでもやはり感想を書くのも怖いのだ!!
――うさぎや矢板店 山田恵理子 

読み始めたら止まらない‼︎
まさにノンストップホラー!!
人間の欲や思い込みをここまでホラーに仕立てる腕は、流石芦花先生!
読後は、「現実に起こりませんように!」とひたすら祈るのみです。
――文真堂書店ビバモール本庄店 山本智子 

一体、何人殺されるんだ? 気持ちが悪くなる位に人が死んでいく。憎しみで犯人を殺したくなる。けれど憎みきれない。それは何故か。心を救済してくれる物語だからです。
――文教堂ブックトレーニンググループ 青柳将人 

神のような美しさ、煌めく漆黒の瞳、見つめられたら秘めた本心を吐露せずにはいられない。好きなように惨殺できるほどの圧倒的な魔力を持っているのに、とらすの会のメンバーを互いに疑心暗鬼にさせ仲間同士で糾弾し合うよう仕向け、人の心を弄ぶ残酷さがたまらない。面白かったー!!
――ジュンク堂書店名古屋栄店 西田有里 

怖いもの見たさ、だけではない、何某かに惹かれるように読み進んだ。分かりやすい怖さではない、じわじわきいてくるやつだこれは。正体がはっきりせぬまま、半端に放り出されて、余計に怖さが募る。
一筋縄ではすまない展開に目を開かされるだろう。その後がこんなに恐ろしい小説もない。あとを引く怖さ。もう、早く忘れたいと思う自分がいる( ;∀;)
――水嶋書房金剛店 浦辺千栄子 

弱ったところへ容赦なくつけ込まれる様、理不尽に振るわれる暴力、増幅していく悪意…こ、怖すぎる。最後の展開も絶句。読み終わった今寒気が止まりません。
――紀伊國屋書店鶴見大学ブックセンター 伊勢川詩織 

ページを開く前から本当の恐怖は始まっている。
この物語を読み始めたら、読む前のあなたには戻れません。
覚悟はいいですか?
――うさぎや栃木城内店 江頭杏奈 

芦花先生ならではの人間の醜い感情やホラー描写がクセになります。先生の他作品が好きな人には嬉しい展開もありとても怖く、そして楽しむことが出来ました。
――紀伊國屋書店新宿本店 玉本千幸 

あらすじだけでも滅茶苦茶怖いのに、どうなってしまうのか!! とおそるおそる読み始めたら…本当に一気読みです! 読むのを止めたら呪われそう! マレ様に出会ってしまったら、誰も彼もが虜になるでしょう。 
――丸善名古屋本店 竹腰香里 


書店員さんたちの感想を読んで少しでも気になった方は、まずは下記画像&リンクから『とらすの子』を覗いてみてください。


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