こんにちは、営業部のFです。
先日7月8日と9日の二日間にわたり、東京創元社本社駐車場を使って行う即売会、「創元 夏のホンまつり2022」を開催いたしました。
同イベントは過去3回開催したことがありますが、コロナの影響でここ数年は開催を見送っておりました。今回、実に3年ぶりの開催です!
本日の営業部日誌では「ホンまつり」開催にあたり、企画の概要や営業部が準備していたことをいくつかご紹介したいと思います。

そもそもホンまつりとは何か。簡単にいうと出版社の本社を使って、本屋さんをやっちゃおうという企画です。

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販売している商品は全て、東京創元社の商品。販売スタッフは全員、東京創元社の社員。飯田橋にある、東京創元社本社駐車場を開放して行うガレッジセールイベントです。

こちらはお店の外観です。

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開催初期の頃はテントをレンタルしていたのですが、2019年に購入しました(社名が入ってます)。快適にお買い物を楽しんでいただくため、店内は入場制限を行っています。店内に入る前に、屋外駐車場でお待ちいただくのですが、外はめっちゃ暑いですからね。テントを用意している次第です。ふらっと通りがかった人のために東京創元社とはなんぞやという看板も置いています。

主な販売商品は下記の通りです。

・東京創元社が現在流通している書籍全点
・流通の過程で汚れてしまった品切本
・オリジナルグッズ


現在流通している作品はこちら。

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通称「全点棚」です。生粋の創元マニアの方もご存じない作品があるのではないでしょうか。大型の書店さんでもなかなか全点置かれることがないので、この棚だけでも見応えがあります。

汚れてしまった品切本はこちら。

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流通の過程で汚れてしまった書籍を廉価販売しています。文庫は一律500円。単行本は一律1,000円。レアな掘り出し物がございましたので、こちらを目当てにいらした方も多いはず。

オリジナルグッズはこちら。

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ピンバッジやブックカバーなど過去に製作した定番グッズだけでなく、今回のイベント用に新しく製作したものがいくつかございます。

まずはクリアボトル(1種)

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社内でコンペしました。集まった9案の中からこちらを製作することになりました。

次に、ブックカバーポーチ(全2種)

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文庫が入る「小」と文芸書が入る(大)の2種ございます。本以外を入れちゃっても大丈夫です。
ちなみにブックカバーポーチは元々6種類のデザイン案がありました。今回採用されなかったデザイン案を一部変更したものが購入者特典のノベルティブックカバーになっています。

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最後に、Tシャツ(全2種)

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黒と白の2種類製作しました。黒のくらりTシャツの正式名称は「貴方がくらりを覗いている時くらりもまた貴方を覗いているのだTシャツ」といいます。販売スタッフの間では「深淵Tシャツ」と呼ばれています。Tシャツもクリアボトル同様社内でコンペを行い、14案中一番人気だった「深淵Tシャツ」を作ることになりました。白Tシャツの「ミステリジャンルマークTシャツ」は社内公募の時点では黒Tシャツでしたが、「深淵Tシャツ」に続いて人気だったので、じゃあ白Tシャツで作ればとなりました。

オリジナルグッズはイベント開催の度に作れたらなと思います。次はどんなグッズが出来るのか楽しみに待っていてください!

その他今回企画を進めるにあたり、個人的に印象深かったことが2点ございます。
1つ目はお支払方法をキャッシュレス決済オンリーにしたこと。
お客様との接触の機会を減らすために導入しました。あとは普段直接お客様と売買を行うことがありませんからね。お釣りの渡し間違いとかどうしても起きてしまっていたのですよ。今回はこれまでの現金決済と比べてグンとミスが減ったように思えます。

もう1つはパロディポスターを作ったことです。
今回のホンまつりはこれまでと違い、人気作家に一日店長になっていただく、一日店長&サイン会の開催を見送りました。一層の混雑が見込まれますからね。一日店長の著作やオススメ棚等店内に置けたわけですが今回はそれが出来ない。賑やかしになるものがないかなと思って、注意事項を記載したポスターを店内の色々なところに掲示していました。東京創元社の人気作品の書影風に注意事項が書かれています。いらっしゃった方はお気づきになられたでしょうか。

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これ、開催の1週間前位に急遽思いついて始めたのですが、意外と時間を食ってしまって、思いついたことを後悔していました……。ただ、当日反応が良かったようなので報われた気持ちでいっぱいです。

以上、ホンまつりの企画概要と活動報告でした!
最後になりますが、お暑い中当日お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました! また来年も行えるよう頑張ります! それではまた次回。


【前回、2019年のホンまつりレポートはこちら!】



【前々回、2018年のホンまつりレポートはこちら!】