東京創元社は、1954年の創立から60年以上の歴史をもつ版元として、ミステリやSF、ファンタジイ、ホラーの小説を専門に出版してきました。
新文庫レーベルは〈創元文芸文庫〉という名称のもと既存のジャンルの枠を超えた文芸作品を刊行していきます。
創元推理文庫が文庫という親しみやすいかたちで優れたジャンル小説を届けてきたように、優れた文芸作品を文庫サイズで読者に届ける叢書を目指します。

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(ロゴデザイン:山田英春)

★〈創元文芸文庫〉創刊ラインナップ

第1弾 2022年2月26日刊行
凪良ゆう『流浪の月』
【2020年本屋大賞受賞作】 あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。それでも文、わたしはあなたのそばにいたいーー。実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。李相日監督・脚本、広瀬すず・松坂桃李主演で2022年5月13日映画公開。

第2弾 2022年3月19日刊行
古内一絵 『キネマトグラフィカ』
あの頃思い描いていた自分に、今、なれているだろうか。老舗映画会社に新卒入社した〝平成元年組〞が同期会で久しぶりに再会する。四半世紀の間に映画の形態が移り変わったように、彼らの歩む道もまた変化していった。〈マカン・マラン〉シリーズが累計15万部を超える古内一絵が国内映画産業の転換期を活写した力作。

第3弾 2022年4月刊行予定
町田そのこ『うつくしが丘の不幸の家』
わたしが不幸かどうかを決めるのは、他人ではないーー。《不幸の家》と呼ばれる家で自らのしあわせについて考えることになった五つの家族の物語。2021年本屋大賞受賞作『52ヘルツのクジラたち』の著者・町田そのこが描く、読むとしあわせな気分になれる傑作。

〈創元文芸文庫〉は『流浪の月』の文庫化を皮切りに3ヶ月連続で刊行、その後は7月より奇数月の刊行を予定しております。