みなさまこんにちは。いよいよピーター・スワンソン『アリスが語らないことは』が発売となります!

本書は刊行前にいち早く読みたいという方に向けて、ゲラ版で先読みキャンペーンをおこないました。今回は、先読みしてくださった方の感想を抜粋してご紹介いたします!
ネタバレはありませんので、ぜひ読書の参考にしていただけますと幸いです。

『アリスが語らないことは』

ミステリにとてつもない衝撃を求める、あなたへ。
〈このミステリーがすごい!〉第2位『そしてミランダを殺す』の著者の最高傑作!

【あらすじ】
大学生のハリーは、父親の事故死を知らされる。急ぎ実家に戻ると、傷心の美しい継母アリスが待っていた。刑事によれば、海辺の遊歩道から転落する前、父親は頭を殴られていたという。しかしアリスは事件について話したがらず、ハリーは疑いを抱く。――これは悲劇か、巧妙な殺人か? 過去と現在を行き来する物語は、ある場面で予想をはるかに超えた展開に! 圧巻のサスペンス。

【先読み読者のみなさんのご感想】

巻を措く能わず夢中で読み終わりました。繊細かつ丁寧な描写でメイン州の海辺の街や登場人物たちの息づかいが立ち上がり、至福の読書体験でした。
(TFさん)

現在と過去を、巧みに入り交えた2部構成のサスペンス。張り巡らされた伏線の罠に、見事に掛かってしまいました。(中略)ラスト一行まで、きっと予測不能です。
(60代男性)

あっという間に読み終わってしまいました。過去と現在の交互で進んでいく感じも良く、伏線もしっかりと回収していて本当に面白かったです!!(中略)ますますピーター・スワンソンという作家から目が離せなくなりそうです!
(20代女性)

待ちに待った新作、過去と現在が交錯するこの展開、そうそう、これがピーター・スワンソン!と喜びに包まれました。徐々に明かされる事実の数々、その勢いにページをめくる手が止まりません。もちろん驚きの展開で、私たちの心を鷲掴みにしてくれます。
(50代女性)

もう、めちゃくちゃ面白かった!続きが気になって夢にまで見ました……
(50代女性)

作者がさりげなく示したヒントを取りこぼさないよう意気込んで読んだつもりなのに、今回もしてやられました。
(50代女性)

週末に420ページ一気に読みました。ノンストップ!でした。
(50代女性)

真相だけでなく、ハリーやアリスたちにどんな運命、未来が待っているのかが気になり、最後までページを捲る手が止まりませんでした。
それにしても、一文で読者を引きつける構成はスワンソンらしく、そのたくらみに見事にしてやられました。
(40代男性)

この作品を一文字で表すなら『逸』。
サスペンスの醍醐味を存分に堪能できます!
シンプルで的確・テンポの良いスワンソン氏の筆致に務台夏子氏の翻訳が、秀逸。
(50代女性)

今作も予期せぬ展開の連続で、その最後にはきっと誰も予想がつかない。登場人物の繊細な描写によって否応なく物語に参加させられてしまう筆力は健在ですが、前作よりさらにパワーアップしたかな?と思わされました。
(20代女性)

とにかく恐ろしい作品でした。日本的なホラーというよりはひたひたと忍び寄るサスペンスフルな恐怖。堪能させていただきました。
(30代男性)

文字どおり一気読みした。やめられなかった。私は相当なSNS中毒で、日に何度もfacebookを開いて投稿し、Instagramを眺め、何かあればTwitterを追っている。でも、これを読んだ日は何も投稿しなかったし、ほとんど見てもいない。それどころではなかった。途中やむなく外出したが、その間もずっと本のことを考えており、最低限の用事だけ済ませてそそくさと帰宅、ゲラの前に戻った。夜中過ぎに読了。一気読みの快感を久しぶりに味わった。
(60代)

このほかにもたくさんの素敵なご感想をいただきました! また、このような参加型の企画自体を喜んでくださる方も多く、とても参考になりました。みなさま、ありがとうございました!

ピーター・スワンソン/務台夏子訳『アリスが語らないことは』は1月27日刊行です。どうぞお見逃しなく!


■ピーター・スワンソン
アメリカ、マサチューセッツ出身。コネチカット州のトリニティ・カレッジ、マサチューセッツ大学アマースト校、エマーソン・カレッジに学ぶ。2014年に『時計仕掛けの恋人』でデビュー。2015年に刊行された第二長編となる『そしてミランダを殺す』は、英国推理作家協会(CWA)賞のイアン・フレミング・スチールダガー部門で最終候補となった。その他の著作に『ケイトが恐れるすべて』などがある。

■務台夏子(むたい・なつこ)
英米文学翻訳家。訳書にオコンネル〈キャシー・マロリー〉シリーズ、『愛おしい骨』、デュ・モーリア『鳥』『いま見てはいけない』、スワンソン『そしてミランダを殺す』『ケイトが恐れるすべて』、エスケンス『償いの雪が降る』『たとえ天が墜ちようとも』などがある。