古内一絵先生最新作、『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』に届いた
書店員さんの感想をご紹介致します!【第2弾】
第1弾はこちら


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やりたい事、追求したい事に出逢えた人は幸せだと思う。夢中になって読みました。頑張っている姿は、周りを変える力がある! お互いを尊重し合える関係性がとても素敵! 夢や希望や明るい将来。諦めずに進めば、何かが掴める。そんなエールが詰まった作品!!

(文真堂書店 ビバモール本庄店 山本智子さん


 

古内一絵さんの小説は、どうしてこうもピンポイントに心に刺さるのだろうか。気に入ったフレーズをいちいちノートに書き留めながら読んでいたら、ずいぶん時間がかかってしまった!! 未来に不安を感じていない人間なんて誰もいないだろう。でもきっと「飛び立てる翼は、いつだってここにある。」

柳正堂書店 甲府昭和イトーヨーカドー店 山本机久美さん)


 

読みながら、それぞれにやり切れない人生を背負いつつ、一つの企画に向かって立ち上がる銀活の面々をいつの間にか応援していた。

もし売場にある本全て、誰が読んでも面白い本が並んでいる、夢のような書店があったのなら、私はこっそりと、この本を棚の中に忍びこませようと思う。

(宮脇書店 柴田店 渡辺啓市さん)


 

悩み迷い苦しむ姿は、自分と重なるところがある。そして他人に対して負の感情も持ち合わせていたことにも気付かされた。私は私の人生を生きるのだ。そんなの当たり前だと笑われそうですが、私は自分の一番の味方であり続けたいと、そんなことを思いました。胸が熱くなる物語です!

(未来屋書店 大日店 石坂華月さん)


 

「平成元年組」は相変わらず皆それぞれ魅力に溢れていて再開が嬉しい。厳しい時代に生きる様々な世代の人々が悩みや迷いに向き合いながら乗り越えていく姿に勇気をもらいました。先が見えないこんな時代にぜひ読んで欲しい。人生を悲観ばかりしている暇はないぞと励まされたような力強い気持ちになりました。

(三洋堂書店 新開橋店 山口智子さん)


 

令和の時代の新しいお仕事小説! まさに今の世相を反映した会社の状況。働き方に時々息苦しくなりながらも、もがいてもがいてそれぞれの考えでなんとか前進しようとする彼らに共感、反発しながらふと気がつくと自分の今と照らし合わせていたり。各章ごとに刺さる言葉が多すぎて読後の余韻が半端ないです。

それにしても平成元年組はやっぱり素敵です。一緒に乗り越えてきたものがある仲間の結束力はいい意味で腐れ縁ですね。小タイトルも映画好きならニヤリ、です!!

(ジュンク堂書店 吉祥寺店 村尾啓子さん)

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『 二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』あらすじ 

新元号が発表された日、老舗映画会社・銀都活劇、通称“銀活”のDVD宣伝チームを率いる砂原江見は岐路に立たされていた。


新元号が発表された日、老舗映画会社・銀都活劇、通称“銀活”のDVD宣伝チームを率いる砂原江見は岐路に立たされていた。長く勤めた銀活が、大手IT企業傘下の映像配信会社に買収されることが決まったのだ。社内の雰囲気は最悪で、不穏な噂が飛び交っている。江見も一癖ある部下たちも、この先どうなるかわからない。それでも働き続ける自分は、銀活の名前が消えるまでに何がしたいのか――。

すべての働く人にエールをおくる、傑作エンタテインメント!!