ファンの皆様、お待たせいたしました。〈市立高校シリーズ〉第七弾、『卒業したら教室で』が刊行となります。


 本作は『さよならの次にくる〈卒業式編〉』に続く、「卒業式」をテーマにしています。シリーズ第2弾である『さよならの次にくる』は伊神さんの市立高校からの卒業を描きましたが、今作も大まかに言ってしまえば、柳瀬さんの高校卒業が大きなイベントです。特に2020年は、いくつかの学校で新型コロナウイルスの影響もあり、卒業式もままならない状況でしたが、果たして今年はどうなのでしょう? 特に高校の卒業式は開催できているとよいのですが。

 さて、物語は柳瀬さんの卒業式を3日後にひかえた放課後からスタートします。いつものごとく、秋野から不思議な出来事に遭遇したと話しを聞いた葉山君が、伊神さんに相談にいきます。伊神さんや、市立高校OBである教師から、それが八番目の七不思議である「兼坂さん」であると聞き、同様の事象がないか調査をはじめるのですが……。柳瀬さんたち、仲のいい先輩たちを、こころよく送り出すためにも、早めに解決を試みようとするものの、予想以上に今回の謎の解明に手間取っていきます。果たして「兼坂さん」の真相にたどり着けるのか? ミノや秋野などいつもの高校生探偵団の面々も健在で、それぞれ重要な活躍を見せるのはぜひ読んでのお楽しみです。そして、トリックメーカー似鳥さんらしい、あっと驚く展開がありますので、そちらもご堪能いただければと思います。

 というわけで、『卒業したら教室で』の簡単な内容を紹介していきましたが、現在Twitterにてキャンペーンを実施中です。
 第一弾は、3月1日で締め切りましたが、著者サイン入りの『卒業したら教室で』が抽選で当たります。
 さらに第二弾として、3月9日からサイン入り色紙が当たる感想キャンペーンも予定しています。『卒業したら教室で』の作中にでてくる、「あれ」を用いたスペシャルなサイン入り色紙となっていますので、ぜひご応募おまちしています。











いわゆる天使の文化祭 (創元推理文庫)
似鳥 鶏
東京創元社
2011-12-11




家庭用事件 (創元推理文庫)
似鳥 鶏
東京創元社
2016-04-28