みなさまごきげんいかがでしょうか。
ヅカ日誌の時間がやってまいりましたわよ!

前回のヅカ日誌から約半年が経ちました。
以前と同様、というわけにはいきませんが、宝塚歌劇は公演を再開しました!
未だ新型コロナウイルスの猛威が収まらない中で、諸手を挙げて公演再開を喜ぶことは不謹慎かもしれませんがやっぱりエンターテインメントって人生に必要だな……と思うのです。「人生には恋と冒険が必要だ」と、かのカサノヴァ様はおっしゃっておりましたが、
ヅカオタの人生にはタカラジェンヌとときめきが必要なんだ……!
以下、公演内容のふんわりしたネタバレがございますのでご注意ください。
ちなみに今回は密を避けるため、くらり同伴での観劇は遠慮させていただきました。

さて、公演が再開されてまず観劇したのは星組東京宝塚公演、『眩耀の谷 舞い降りた新星/Ray-星の光線-』です。こちらは新生星組のお披露目公演でしたね!

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私はヅカ布教BD(「ポーの一族」「金色の砂漠」など)、初観劇ともに花組だったため花組出身のトップ娘役である舞空瞳(まいそら・ひとみ)さんに遠い親戚のおばちゃんみたいな気持ちを抱いています。(かわいいぞ! キュートだぞ! きゅるきゅるだぞ! みたいな気持ちです。)しかしながら舞空瞳さんはダンスがとっても素敵で素人目に見ても「ダンスが上手いなあ」と伝わってくるくらいなのです。かわいいだけじゃなくてかっこよさも持ち合わせている舞空瞳しか勝たん状態だったのですが、いざ観劇すると男役さんも娘役さんもひっくるめてもうみ~~~んなかわいいし美しいしかっこいいんですよね。

なんですかこれは宝塚の劇場は全てのものが美しく見えるバフでもかかってるんですか?
ヅカヅカ言ってはいますがヅカ歴はまだ1年ほどの私、実際にショーを見たのは花組の「シャルム」と宙組の「アクアヴィーテ」以来3回目だったりします。組によってそれぞれカラーの違いがあるんですがそれは置いておいて、スターのオーラで目がっ! 目がぁっ! 状態でした。
スターのみなさんはあれですか? 全身からギラギラのオーラを放つバフを使えるんですか?
劇場のバフとスターさんのバフの相乗効果でこちらは息をするだけで精一杯なのに、これで銀橋を渡られたりしたときにはもう息なんてできない!ときめきがオーバードーズして完全に乙女状態です。はわわ状態です。
中詰めでズラァーっと銀橋に並んでいらっしゃるのを観るとハアーーー宝塚に出会ってよかった!神に感謝! って思いませんか?思います。思いますよね。

中でも印象に残っているのは愛月ひかる(あいづき・ひかる)さん(通称:愛ちゃん)のジゴロの場面でしょうか。やっぱジゴロっていいですよね……。愛ちゃんは長身の男役さんなのでこれがまた映えるのよ……! 脳内がカッコイイ……で埋め尽くされていく中、わずかに残った理性でこれはヅカ日誌に書いて記録に残さなければと思っていたのでした。
このあとご縁がありもう一度星組公演を観ることができましたがやっぱりスターオーラに当てられて言語化できるほどの記憶が残っていません。とにかく最高でした。

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さてみなさんここでもう終わりかなとお思いになったことでしょうが、ここから後半戦突入です。
ついについに待ちに待った月組公演です。

思えば、紙切れと化した楽しみに楽しみにしていた公演のチケットも、これ公演できるのかなあと不安の中で手に入れた大劇場チケットも全て月組公演でした。月組は5組の中で公演再開が最後だったのもあって、本当に本当に待ちに待っていて、早くたまさまに会いたいわ……、さくらちゃんもれいこさんも元気にしていらっしゃるのかしら……と西の空を眺めては物思いに耽る日々でした。

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そしてやってまいりました東京宝塚劇場!
前回の大劇場公演から約1年ぶり! の月組大劇場公演は雪月花をモチーフにした日本物のショーとベル・エポックのパリ、ムーラン・ルージュを舞台にしたミュージカルの2本立てです。日本物のショーは白塗り(しゃべ化粧というらしいです)の贔屓が美!!!!
え? こんなクールビューティーがこの世に存在していいんですか? と思うほどに美しかったです。ですがここでも星組と同じ現象が起きてしまい、組子み~~~~~んなかわいいし美しいしかっこいいのです。特に月組は贔屓組なので上級生から下級生、隅から隅までみんなに愛着を勝手に抱いてしまっており、押し寄せる感情の波! 乗りこなせない! ヴぁ~~宝塚って最高!宝塚に出会わせてくれた神に感謝!色んなものに感謝! 小林一三先生ありがとう!

月の場面は団体芸が素晴らしく、日体大かな?と思うほどの陣形移動、集中力がビシビシ伝わってきます。今回の日本物ショー、クラシックに合わせて日舞を舞うという宝塚ならではのショーになっており、花の場面ではチャイコフスキーの「花のワルツ」にのせて舞ってらっしゃいます。この「花のワルツ」きっかけでバレエの「くるみ割り人形」が観たくなり早速ではありますが初めてバレエのチケットを取りました。各所に手を出しすぎな気もしますが何事も経験です。

宝塚に話は戻りますが、お芝居の「ピガール狂騒曲」。こちらもまた月組らしさが出ていて素晴らしかった~~~!!! 詳しくは宝塚歌劇団公式ホームページを参照していただきたいのですが、月組トップ娘役の美園さくら(みその・さくら)ちゃんが美しい! 黒のストライプの衣裳が似合いすぎて美園さくらのために黒ストライプドレスがあるのかと思わざるを得ないほどです。また! この公演では我らが月組トップスター珠城りょう(たまき・りょう)さんが二役をこなしており、男装の麗人を演じていらっしゃるのです!
男らしい男役なたまさまが演じる女性役、か、かわいい~~~! かわいい~!
そしてなんといっっってもフィナーレ! フィナーレが最高なんですよ!こ、これが宝塚だあぁ! と肌で感じられるほどヅカヅカしいナンバーと振り付けがもう……、生きていて良かった……。

月組の東京大劇場公演も佳境に入ってまいりました。まだまだコロナウイルスの脅威は収まりを見せてはおりませんが、公演が無事千穐楽を迎えられることを心から願っております。みんなで月組大ジャンプ出来ますように!そしてそのためには何より観劇する側の私たちが日ごろから感染予防をしっかりしていかなければならないなと気を引き締めて今後の観劇に臨んでいきたいと思います。

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そしてそして次公演はバウ公演になりますが、弊社とも縁ある有栖川有栖先生原作の『幽霊刑事』!疾走感溢れるポスターをご覧になりましたか?! 眼鏡の鳳月杏(ほうづき・あん)さんがチャーミングですよね。『月雲の皇子』大好き民としては珠城さんと鳳月さんの掛け合いのお芝居が今から楽しみです。
そしてそしてそして、宙組の次回大劇場公演はなんと『シャーロック・ホームズ(仮)』!です!! こちらも今から楽しみです!!!

若干正気を失いつつしたためて参りました今回のヅカ日誌ですが年末テンションということでお見苦しい点には目をつぶっていただけますと幸いです。

今回が2020年最後の製作部メモだと思われます。今年一年弊社刊行物をお読みいただきましてありがとうございました。
製作部メモと冠がついている製作課Sの趣味ブログにもお付き合いいただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
それではみなさまごきげんよう。(ここで「すみれの花咲く頃」が流れ出す)