こんにちは、新入社員のKJです。

10年前に刊行され大好評を博した人気アンソロジーが、新たなメンバーで再登場します!
『放課後探偵団2』では、1990年代生まれの作家5名に学園ミステリを書いていただきました。最前線で活躍する実力派が勢ぞろい。読み応え十分です。



ということで今回は『放課後探偵団2』の収録作品を少しだけご紹介したいと思います!


武田綾乃「その爪先を彩る赤」 扉イラスト:井脇みちお

責任感が強い薫とたったひとりで靴研究会に所属している不思議な先輩・愛美が、無くなった演劇部の赤い靴を見つけるために、演劇部の面々に事情を訊き行方を探ります。。それぞれの証言をもとに靴の在りかを絞り込む手際は清々しく、魅力的なキャラクターも相まって爽やかな読み心地の作品です! 
大人気〈響け!ユーフォニアム〉シリーズのほか、多くの青春小説を執筆してきた武田綾乃先生だからこそ書ける、瑞々しい高校生たちの描写は必見です!!


斜線堂有紀「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」 扉イラスト:植田たてり

衝撃的なシーンから始まる本作。まさしく"崩壊と殺人"を描いているのですが、こんなに楽し気な部活なのに崩壊するの……? と半ば疑いながら恐る恐る読み進めていました。
穂鷹先輩が作っているという辞書、めちゃくちゃ読みたいです。ぜひシリーズ化して辞書の項目を充実させていってほしいです。
『楽園とは探偵の不在なり』で注目を集める著者の最新書き下ろし短編、読まない手はありません!


辻堂ゆめ「黒塗り楽譜と転校生」 扉イラスト:はしゃ

合唱祭目前、練習を始めようとするもクラス全員の楽譜が最後から二番目のページだけ黒く塗りつぶされてしまう。クラス内で犯人捜しを始めるがアリバイがなかったのはたったの6人だけで、そのうちの一人である転校生は明らかに挙動がおかしくて……。
5編の中で唯一中学校を舞台にした作品です。かわいらしい登場人物たちの軽快な会話で進み、明かされる真相も心温まる結末となっております。
ちなみにこの転校生のエピソードは辻堂ゆめ先生の実体験が元になっているとかいないとか……。


額賀澪「願わくば海の底で」 扉イラスト:いとうあつき

東日本大震災から5年、行方不明となった人物の当時の足取りを探っていく本作。
東北の海辺にある地元に帰ってきた小野寺宗平は、高校のころ同じ美術部で親しかった先輩・本郷藍と再会する。本郷は東日本大震災で行方不明となった祖父を探す三浦を手伝っている所だという。なし崩し的に本郷を手伝うことになる小野寺だったが、二人にとっての大切な人物も行方不明で……。
三浦の祖父を探す現在(震災から5年後)と、小野寺・本郷たちの高校生時代の回想が交互に描写される本作。残された人たちの微妙な気持ちや、決して忘れられない当時の記憶を丁寧に描き出しています。


青崎有吾「あるいは紙の」 扉イラスト:田中寛崇

大好評〈裏染天馬〉シリーズの新作短編です! 
今回は新聞部の倉町くんと向坂さんが、格技場裏に落ちていたタバコの吸い殻を捨てた犯人を追います。
裏染くんが同級生ながら難事件解決に貢献していることを知っている倉町くんの憧れとも嫉妬ともつかない心情が、この年頃特有の何者かになりたい願望を想起させ印象的でした。
スピンオフ的作品となっているので、シリーズ未読の方も是非お読みください! 切れ味鋭いロジックが楽しめます。



いかがでしょうか。どの作品も違った魅力があり、一冊で五度楽しめるアンソロジーとなっております。
表紙の中村至宏さんによる各作品の要素を散りばめた素敵なイラスト、岡本歌織さんによるスタイリッシュで現代的なデザイン、そして各短編には扉イラストもついております!
どの扉も素敵な仕上がりになっています。どんなイラストなのかはぜひ、実物でご確認ください!!

そして初版限定で著者五名のサインがプリントされたカードを封入、さらに抽選で10名様に寄せ書きサイン色紙が当たるキャンペーンも開催しております!



放課後探偵団2ポストカード1 (1)

しかも12月にはオンラインイベントも開催予定!



……豪華すぎます。
各作品からキャンペーンまで大満足の一冊、ぜひご一読ください!