IT企業パーシャン会長・釜田芳人の自伝代筆のため、二度目のインタビューを試みる上阪傑。釜田の会社も、ワープロ修理からパソコンソフト製作へと移り変わり、人間関係も複雑になっていく。一方、株式会社「デンアツ」の和泉日向は、家族からの連絡で母親が入院したことを知る――。
著者渾身の長編連載、第三回。 

IT起業家の過去を巡る、本城雅人渾身の長編連載。 

2009月の濁り本城雅人バナー

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●本連載は『にごりの月に誘われ』と改題し、2022年4月に書籍化しました。刊行にともない、公開は終了しました。


本城雅人 (ホンジョウマサト )
1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒。スポーツ新聞記者、競馬雑誌デスクを経て、2009年『ノーバディノウズ』でデビュー。翌年に同作で第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞。17年に新聞記者たちの地道な取材をテーマとした『ミッドナイト・ジャーナル』が第38回吉川英治文学新人賞を受賞。18年に『傍流の記者』が第159回直木三十五賞の候補となる。近著に『オールドタイムズ』『あかりの牧場』がある。

にごりの月に誘われ
本城 雅人
東京創元社
2022-04-19


友を待つ
本城 雅人
東京創元社
2018-07-20