お久しぶりです。営業部のMです。久々に営業部日誌の担当になったのですが……ネタがない。春先からの新型コロナによる自粛や感染症対策によるイベント中止や延期が相次ぎ、東京創元社も予定していた「初夏のホンまつり」や神保町ブックフェスティバルといった集客イベントを断念せざるを得ませんでした。

個人的にも楽しみにしていた舞台が全公演中止になり、チケット返金をしに行ったら、実は楽日の最前列だったなんて悲しい出来事もありました……。

さて、困ったなと考えていた時に、そうだ、本と同じく身近なエンタテインメントとして映画館に行ったじゃないかと思い立ち、自粛明けに観に行った映画とその作品が好きな方におすすめしたい東京創元社の作品をご紹介してみようと思います。

・風の谷のナウシカ
「一生に一度は、映画館でジブリを。」のキャッチで「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ゲド戦記」が全国の映画館で公開されました。「風の谷のナウシカ」を映画館で観た事がなかったので早速、映画館へ。大きい画面で見るのはまた違った迫力で、メーヴェが空を飛ぶ場面は自分も浮いた感覚になって楽しかったです。私、クシャナさんが大好きで。原作でも恰好いいですが、映画でもセリフや仕草の一つ一つが素敵でした(クシャナの声優さんも大好きです!!)。

ジブリ好きな方にもおすすめしたい作品は、創元SF文庫で刊行されているジェイムズ・H・シュミッツ『惑星カレスの魔女』。この作品のカバー、実は宮崎駿さんが手がけているのです!

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少しナウシカを彷彿させる女の子と、青年が描かれているこの作品は、ひょんなことから若き宇宙船船長が奴隷の三姉妹を助けた事により全宇宙を巻き込む大騒動に巻き込まれてしまうユーモア×ちょっとラブコメ×スペース・オペラという作品。さらりと読めて楽しめる、SF入門書としても最適の1冊です。


・機動警察パトレイバー the Movie 4DX
一番最初のOVAからずーーっと大好きな作品の初の劇場版。今回は4DXという事で映画の世界を体験してきました。

『機動警察パトレイバー the Movie』
1999年夏。自衛隊の試作レイバーが突如無人のまま暴走するという事件が発生する。さらに何者かが仕掛けたコンピュータウイルスによって、都内各所で作業用レイバーが次々と暴走。警視庁特車二課第2小隊のはみだしポリスたちは、姿なき犯人を追ってこのメガロポリスを駆け抜ける!
(映画公式サイトより)

冒頭の暴走レイバーを自衛隊が銃撃する場面で蜂の巣気分が味わえました……。パトレイバーは隊長コンビが大好きで、後藤さんと南雲さんの掛け合いがたまらないなあと思いながら観ておりました。後藤隊長に翻弄される若者たちが不憫ながらも毎度、笑ってしまいます。

「パトレイバー」が好き、興味があるという方におすすめしたい作品は、創元SF文庫の山本弘『MM9』


地震、台風などと同じく自然災害の一種として“怪獣災害”が存在する現代。有数の怪獣大国である日本では気象庁内に設置された怪獣対策のスペシャリスト集団“特異生物対策部”略して“気特対”が奮闘する!
特車二課を彷彿させるようなライトスタッフたちの活躍やなぜ怪獣が発生するのか?といった世界観まで、特撮好きにも楽しんでいただける作品です。(「シン・ゴジラ」やいま放映中の「ウルトラマンZ」が好きな人にもおすすめしたいです!)

・インセンプション 4DX
また4DX!? と思った方、すいません。でもこの作品も何度観ても面白いですし、あの浮遊感を体験できるのは面白いにちがいないと鑑賞してきました。

『インセプション 』
クリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で挑む、想像を超えた次世代アクション・エンターテインメント大作。人の夢の世界にまで入り込み、他人のアイデアを盗むという高度な技術を持つ企業スパイが、最後の危険なミッションに臨む姿を描く。
(映画紹介サイトより)

まだ観た事がないという方、ぜひ、ご覧ください! めちゃくちゃおもしろいですから! SF要素多くて難解じゃない? とか不安に思う方もいるかもしれませんが、大丈夫です。夢の世界の仕組みや、情報を盗む事はどういうことか観ていてすっと内容が入ってきます。夢の奥へ奥へと世界の構造が沈み込んでいく展開はぐいぐいと引き込まれていきます。最後のシーンをどう解釈するか、語りたくなる作品です。

「インセプション」を楽しめた、好き!という方におすすめしたい作品は、創元SF文庫の門田充宏『記憶翻訳者 いつか光になる』です。


記憶翻訳者(インタープリタ)とは、依頼人の心から抽出した記憶データに潜行し、他者に理解可能な映像として再構築する技能者。さまざまな背景を持つ依頼人の記憶を辿る、記憶翻訳者、珊瑚(さんご)を中心に描かれる連作短編集。
「インセプション」と同じく人の記憶の中に入っていくお話で、その世界観は似通っている部分もあるかと思います。人は忘れてしまうもの。それでも身体の奥底に眠る記憶がある。愛する人との別れ、忘れ去りたい恐怖、取り戻したい過去……自分にとって大切な記憶を取り戻す人々が希望を見出す物語です。

今年の6月から8月頃の映画鑑賞を振り返りましたが、これ、全部リバイバル上映でした! あれ、おかしい。
もしまた機会があれば、今度は新作映画の振り返りなどしてみたいと思います!