宮部みゆきさんの長編デビュー30周年を記念し、『パーフェクト・ブルー』『心とろかすような マサの事件簿』を丹地陽子の装画による新カバーでお届け致します。

稀代のストーリーテラー宮部みゆきさんの長編デビュー作が読めるのは、創元推理文庫だけです。

 高校野球界のスーパースターの怪死事件。探偵事務所の調査員加代ちゃんと、元警察犬の俺・マサが真相究明に乗り出す。社会的なテーマと卓越した描写が光る宮部みゆきの記念すべきデビュー作『パーフェクト・ブルー』と、マサと探偵事務所の面々たちが遭遇する五つの事件が語られる短編集『心とろかすような マサの事件簿』
 この2冊を新装版で刊行!
 創元推理文庫で読める宮部みゆきワールドを是非ご堪能ください。

「平成生まれの探偵事務所の用心犬・マサ。令和の新たなお色直しで、まだまだ元気に長生きできそうです」――宮部みゆき

【マサより ひと言、ふた言、三言?】

おれは、老ジャーマン・シェパード。

脚に銃撃を受けて引退を余儀なくされた元警察犬の。他人が見るとおじいさん犬らしい。

警察犬訓練学校に入る時、それまで一緒に暮らしていた家の少年と、野球をして走り回る日々は最高だったので、出発の前の晩は少年のふとんに入って泣いたりした。

警察での日々を経て、加代ちゃんのいる蓮見探偵事務所に行くまでは、監察医さんのうちに引き取られていたのだが、その監察医さんは野球観戦が大好きだったので、野球の楽しさにまた触れることができたのだ。そして、高校野球の寵児の事件に遭遇したのだ。

おれがすべてを語ります!

*創元推理文庫で、ほかに犬が活躍する作品というと、まずロバート・クレイスの『容疑者』(第3回翻訳ミステリー読者賞第2位)と『約束』の優秀な警察犬マギー、マサと同じジャーマン・シェパード。最高です。そして警察犬訓練学校を優秀な成績で卒業するかと思いきや、何やら猫がらみの事件(?)で卒業しそこなったミックスの大型犬チェットが、マサと同じ犬視点で語るスペンサー・クインの『助手席のチェット』(バーンズ&ノーブル推薦図書)と『誘拐された犬』

マサに魅了されたあなた、どうぞマギーとチェットもよろしくお願い致します。



容疑者 (創元推理文庫)
ロバート・クレイス
東京創元社
2014-09-20




約束 (創元推理文庫)
ロバート・クレイス
東京創元社
2017-05-11