〈私は楓子(ふうこ)。私は私を私らしく支えるためにいる――〉
内職をしながら、病気で寝たきりの父の介護に追われる菜緒花。
毎日を必死に生きる彼女の傍にはいつも、
クールに微笑む美貌の少女の姿があった。

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【あらすじ】
菜緒花たちエージェントのメンバーは、総エネが出資するVR技術を用いたサバイバルゲームのお披露目イベントに、プレイヤーの相手をする〈戦闘員〉要因として駆り出されることになった。
ほかのメンバーとの身体能力の差に落ち込みつつも、なんとか食らいつこうと足掻く菜緒花。その胸にはエージェントの長・チョウコからかけられた、ある一言が刻まれていた。

※本作品は、『書き下ろし日本SFコレクション NOVA10』(河出文庫)に収録された短編「妄想少女」の長編化です。
第0話は短編版「妄想少女」をもとに加筆・修正いたしました。 

■ 菅浩江(すが・ひろえ)
1963年京都府生まれ。81年、短編「ブルー・フライト」でデビュー。89年に『ゆらぎの森のシエラ』で長編デビュー。91年、92年の『メルサスの少年』「そばかすのフィギュア」で第23回、第24回の星雲賞を連続受賞。さらに、2000年、『永遠の森』で第54回日本推理作家協会賞、第32回星雲賞を受賞。他の著作に『そばかすのフィギュア』『おまかせハウスの人々』『プリズムの瞳』など多数。