お待たせいたしました。《年刊日本SF傑作選》2018年度版が発売となります。
タイトルは藤井太洋さんの短編からお借りして。『おうむの夢と操り人形』です。
今回は小説16本、コミック2本の計18本を収録。ラインナップは下記の通りです。(敬称略)

宮部みゆき「わたしとワタシ」
斉藤直子「リヴァイアさん」
日高トモキチ「レオノーラの卵」
肋骨凹介「永世中立棋星」
柴田勝家「検疫官」
藤井太洋「おうむの夢と操り人形」
西崎憲「東京の鈴木」
水見稜「アルモニカ」
古橋秀之「四つのリング」
田中啓文「三蔵法師殺人事件」
三方行成「スノーホワイト/ホワイトアウト」
道満晴明「応為」
宮内悠介「クローム再襲撃」
坂永雄一「大熊座」
飛浩隆「「方霊船」始末」
円城塔「幻字」
長谷敏司「1カップの世界」
高野史緒「グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行」

アマサワトキオ「サンギータ」(第10回創元SF短編賞受賞作)

2008年から毎年刊行してきました本シリーズですが、残念ながら今回が最終巻となります。
12年間、ご愛読いただき本当にありがとうございました!
巻末には毎年収録しております日本SF界概況や推薦作リストのほか、今回は既刊12巻すべての収録作品と初出一覧もついています。日本SF界の12年間を振り返りながらお読みください。
カバーイラストは一昨年、昨年に引き続き加藤直之さんに、カバーデザインは1冊目からずっとお世話になっている岩郷重力さんにお願いしました。

毎年お読みくださっている方も、今回初めて手に取られた方も。今年も充実の(そして最大級の)ボリュームでお届けいたしますので、ぜひご期待ください。