どうも、営業部のFです。遂にスタートしました、文庫創刊60周年フェア! 実は私、このフェアの担当しておりました。2017年末から準備を始め、この度無事に開催を迎えること出来ました。感無量です! 今回の営業部日誌では、60周年フェアを開催までにするにあたって、その裏側をご紹介したいと思います。多分長くなるので、2回に分けますね。涙なしには読めないです。ハンカチの準備を。

まず前提として、他社さんでやっているような大型フェア(「夏の100冊」みたいな)を東京創元社はやっていません。やるとしてもせいぜい20点くらい。たまに50点以上のフェアとかをお見かけすることがあるかもしれませんが、それは書店さんからご要望をいただいて出荷しているのであって、全国同時にというものではございません。
しかし、今年は創元推理文庫が創刊60周年を迎える年! ここでやらずしていつやるのか!
ちなみに弊社では5年おきに大型フェアを行っています。前回は2014年に、東京創元社の創立60周年記念として行いました。覚えておいでですか。弊社の公式キャラクター「くらり」はこのとき生まれたのでしたね。

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 さて、久々に行うフェアなので、手順が自由すぎます。まずは仲間集めからかなとFは思いました。10人は欲しいな。弊社は主に、編集部、製作部、総務部、そして営業部の4つのセクションに分かれています。今回のような大型のフェアでは全ての部署とのやりとりが必要になってきます。各部署の上長に許可をとって、プロジェクトメンバーを集めます。ちなみにFはギリギリ一応若手に属しているようで(アラサーです)、今回のメンバーの中では中間くらいの年次でした。そんななかバリバリ諸先輩方に命令しまくっていました。……、本当に、無礼な振る舞いですみませんでした。この場を借りて、へへっ。

さあさあ、メンバーも揃ったところで、何をやるか決めようではありませんか。過去の周年フェアの企画を参考に、今回のフェアの企画を検討していきます。どのような企画になったかは、すでに皆さんもご存じの通りでしょう。特設サイトに企画一覧が載っておりますので、ご確認くださいませ。ここにいたるまでに1年以上かけて準備を進めてきたわけです。ここからは具体的にどんな準備をしてきたのかご紹介しましょう。

【拡材編】

ただ単に商品を並べても、それがフェアであることは気づかないでしょう。何か販促物がないと認知していただけません。そんなときに商品以外の要素で皆さんに気づいていただく、販促物(拡材)をご紹介しましょう。
まずは定番のPOP。

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小さなサイズですので、興味を持ってフェアを近くまで見に来てくれた方に向けて販促します。このPOPはオリジナルグッズが抽選で当たることを紹介しています。
次に少し大きめのA4パネル。

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遠くからでも見えるように、フェアタイトルをメインにしたシンプルな拡材です。
そしてA3ポスター。

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フェアの近くに置いてあっても良し、お店の壁に貼ってあっても良し、な拡材です。
他にも社員推薦銘柄の作品については全点にミニPOPが付いています。

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各商品と一緒に並べられるように、通常のPOPのさらに半分くらいのサイズです。ちなみに推薦した社員が所属する部署によって、くらりのイラストが違います。編集部はスペード、製作部がクラブ、総務部がハート、営業部がダイヤです。20枚ある社員推薦POPのうち1枚だけジョーカーのくらりPOPがあります。それは我が社の切り札、代表取締役推薦POPです! 我が社のトップが推薦する、『シャーロック・ホームズの冒険』。初めて読むミステリにいかがでしょう。

POP関係の拡材はこんなところでしょうか。店頭販促物はまだまだありますよ。次は帯です。
 今回のフェアでは大まかに5種類。漫画家推薦コメントが載った帯作家推薦コメントが載った帯読者投票1位作品の帯社員推薦帯各ジャンルのセレクション帯です。最初の3種類が各銘柄によってそれぞれ製作します。後者の2種類は統一の帯です。社員推薦なら20点分全て同じ帯。ジャンルセレクションは、海外ミステリ、国内ミステリ、その他のジャンルの3種類に分かれます。

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 漫画家、作家推薦は推薦者のコメントがより目立つように意識しています。読者投票の帯は「1位」が目立つように、さらにテーマごとに色を変えています。社員推薦はミニPOPがついているので、すっきりとシンプルに。セレクション系も他の帯の邪魔にならないよう白ベースの帯にしています。

さらに今回は店頭配布用の販促物として、小冊子としおりも製作しています。上記のPOPや帯などはFが担当しておりましたが、小冊子は編集部のI、しおりは営業部の先輩Mに担当してもらいました。やっぱり女性が担当すると色彩のセンスとか良いですね。こういうときちょっと凹むのです。

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どちらもフェア開催店で配布しておりますので、ぜひゲットしてみてください。但し、しおりの配布方法はお店にお任せしています。しおりをゲットしたい方はお店に確認してみてくださいね。

そして鋭い方はお気づきになられたのではないでしょうか。今回のフェアのテーマカラーを。ある系統の色が多用されています。テーマカラーを決めておくと色を何にするかとか考えなくて良くて、とっっっても楽です! 今後大型の企画を行う際にも必ずテーマカラーを決めようとFは心に決めました。今更ですねー。

ちょっと長く書きすぎてしまいました。続きはまた来月で。まだ【景品編】【イベント編】【その他編】が残っていますからね。そういえば、みなさんにとっては涙が流れる箇所はありませんでしたね。しかし、私はこの1年間に思いを馳せながら、号泣しながらこの記事を書いていますよ。それではまた次回!

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