みなさまこんにちは、SF班国内担当(妹)です。 
ついに……つ・い・に! 酉島伝法さんの初長編『宿借りの星』が発売となります。
Twitterでは#酉島伝法長編進捗として進行状況を気まぐれにお伝えしてきましたが、ついにみなさまのもとに作品をお届けできる日がやってまいりました。
デビュー作『皆勤の徒』でも作中の挿絵をお描きになっていた酉島さん。今回はなんと、カバーの装画もご本人が手がけられました。書店さんでは、このあかるい黄色と赤い帯を目印に探してみてくださいね。

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その惑星では、かつて人類を滅ぼした異形の殺戮生物たちが、縄張りのような国を築いて暮らしていた。罪を犯して祖国を追われたマガンダラは、放浪の末に辿り着いた土地で、滅ぼしたはずの“人間”たちによる壮大かつ恐ろしい企みを知る。それは惑星の運命を揺るがしかねないものだった。マガンダラは異種族の道連れとともに、戻ったら即処刑と言い渡されている祖国への潜入を試みる。『皆勤の徒』の著者、初長編。解説=円城塔

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物語は、たくさんの異形の生き物たちが何やら大移動をしているらしい場面から始まります。
空を飛ぶもの、地を這うものなどいろんな種族(作中では“種族”は“種蘇倶”と表されます)の生き物が集まった国(作中では国は“倶土”と表されます……この調子でやっていると終わらないのでこのあたりで用語の解説はやめますね)が、国ごと引っ越しをしようとしているようです。
……もし酉島作品を読むのが初めてで、この辺りの造語に心が折れそうになってしまった方は、巻末の円城塔さんによる解説を先に読んでみてください。物語世界への入り方、帯の飛浩隆さんの言葉を借りると「蘇倶に成る」ための読み方を丁寧にガイドしてくださっています。
また、冒頭はこちらからも立ち読みすることができますので、気になる方はぜひ覗いてみてください。

友人を殺めた罪で祖国を追われたマガンダラが、一体どのようにして惑星の危機に立ち向かうことになるのか、滅んだはずの人類による“企み”とは何か?
たくさんの謎と驚き、個性的な生き物たちでいっぱいのエンタテインメント長編です!
『皆勤の徒』のファンの皆さまも、初めて酉島作品を手に取った皆さまも、きっと楽しんでいただけると思います。

『宿借りの星』は本日3月29日(金)発売です。どうぞご期待ください。