来年、2019年は創元推理文庫創刊60周年にあたります。それを記念して、書店店頭でのフェアなどさまざまなプロジェクトを予定しております。そして我ら東京創元社翻訳ミステリ班が総力を結集して挑むのが、「名作ミステリ新訳プロジェクト」です!!

創元推理文庫は1959年4月に、日本で初めての推理小説専門の文庫としてスタート。第一回のラインナップはガストン・ルルー『黄色い部屋の謎』、A・A・ミルン『赤い館の秘密』、S・S・ヴァン・ダイン『ベンスン殺人事件』、ロス・マクドナルド『兇悪の浜』の4点でした。
その後長きにわたり刊行してこれたのは、読者のみなさま、翻訳者のみなさまなど、さまざまな方々のお力添えのお陰です。ほんとうにありがとうございます。そして今回、60周年記念ということで「名作をたくさん新訳しようぜ」と翻訳ミステリ班で盛り上がり、「名作ミステリ新訳プロジェクト」という壮大なプロジェクトが立ち上がったのです!!
この「名作ミステリ新訳プロジェクト」、これまでわが国で翻訳刊行された数々の名作ミステリを新訳でお届けしちゃうというびっくり企画です!! 本格ミステリだけではなく、ハードボイルドやフランス・ミステリまでバラエティ豊か! ミステリファンなら刊行予定リストを見ただけでニヤニヤしちゃう! そういうお祭り騒ぎ間違いなしの充実のラインラップを予定しております。
さて、気になる第一弾、2019年1月刊行は!?
『ミス・マープルと13の謎』
アガサ・クリスティ著 深町眞理子訳
です!!!!
〈ミステリの女王〉クリスティの〈ミス・マープル〉シリーズが、〈シャーロック・ホームズ〉シリーズ新訳でおなじみ深町眞理子先生の新訳で読める! すでにお読みの方はもちろん、これからミステリを読んでみたいなという方にもぜひ手に取っていただきたいです。
今後の予定につきましては、ちょっとずつ情報を出して参ります。小出しにすることでみなさまに少しでも興味を持ち続けていただきたいなっていう作戦(?)です。まあでも、どうしても気になるという方もいらっしゃると思いますので、少しだけヒントを……。
『○○の○』『○の○○』『○○○○の謎』『○○○の○○』
もう何が刊行されるかおわかりですね! どうぞいろいろご想像いただきつつお待ちいただけますと幸いです。
まずは2019年1月刊行の『ミス・マープルと13の謎』をお楽しみに~!