●最新刊『ちび吸血鬼捕獲作戦』

キミワルーイ屋敷に事件発生!!

 キミワルーイ屋敷では事件がおこっていた。オオカミ人間と吸血鬼の気味の悪い事件がね。
 まずは屋敷の地下室の秘密の通路であたしが(ワンダがじゃないのよ)見つけた、不気味に光るふたつの目。これってぜーったいオオカミ人間よね。この屋敷には間違いなくいるって思ってたのよ。
 おまけにおそろしい嵐の晩に、ドラクおじさんのお母さんと、素敵ないとこのマティルダと一緒に屋敷に来たちびすけマクシミリアン。
 こいつときたらごますりのうえにこそこそ屋、さっそくワンダやタビーおばさんやブレンダにとりいってるけど、どうやら正体は吸血鬼らしい。他のみんなはだませてもこのあたしはだまされないんだから!
 危うしワンダ、危うしタビーおばさん!?
   アラミンタのキミワルーイ探偵社あらため〈オオカミ人間および吸血鬼捕獲遠征〉がはじまった。

 かわいくてキミワルーイ、シリーズ第4弾。

『カエルはどこだ』

 ある日、ワンダのパパ、バリーが言った。
「アラミンタ、わたしのカエルたちをどこにやった?」
 どうしてこのキミワルーイ屋敷では、なにかがなくなるとあたしがどこかにやったと思うのかしら? まったくね。
 バリーのカエルは曲芸ガエルだから、きっとカエルさらいにあったのよ。
 カエルさらい事件ならキミワルーイ探偵事務所におまかせ、とばかり、あたしは助手のワンダと御年五百歳になる幽霊サー・ホラスを引き連れて(ほんとはタビーおばさんやブレンダに連れていってもらったんだけど……)、もとマッシュルーム農場の怪しげなウォーターワンダーランドにのりこんだ。

 かわいくてキミワルーイ、シリーズ第3弾。

『お誕生日の剣』

 あたしの名前はアラミンタ・キミワルーイ。タビーおばさんとドラクおじさんとドラクおじさんのコウモリたち、それから最近やってきたマホーツカイ一家の3人と、さらにふたりの幽霊と一緒にキミワルーイ屋敷に住んでいる。
 幽霊って、ほら、古いバケツそっくりのよろいサー・ホラスと、従者のエドマンドのこと。
 ある日屋敷を探険していたあたしとワンダは、秘密の部屋で大発見をしたの。
 なんとあさってがサー・ホラスの500回目の誕生日だって! 500歳なんてすごくない?
 そこであたしたちはサー・ホラスのために、びっくりパーティを開くことにした……んだけど……。

 かわいくてキミワルーイ、シリーズ第2弾。

『ようこそキミワルーイ屋敷へ』

 あたしの名前はアラミンタ・キミワルーイ。タビーおばさんとドラクおじさんといっしょに住んでいる。
 うちは古くてだだっ広くて、みんなからはキミワルーイ屋敷って呼ばれているけど、あたしはとっても気にいってるの。
 それなのに、タビーおばさんったら、いきなりうちを売りに出すって言いだした。
 ひどいと思わない? あたしはまだ一度だって幽霊を見たことがないっていうのに……。ワイン貯蔵庫には吸血鬼だっているはず。絶対にね。
 というわけで、あたしは屋敷が売れるのを阻止するための大作戦を開始したんだけど、敵もさるもの、タビーおばさんはものすごく手強かった。

 かわいくてキミワルーイ〈いたずらアラミンタ〉シリーズ第1弾。

 第4弾『ちび吸血鬼捕獲作戦』は6月発売だよ。吸血鬼とオオカミ人間探しにアラミンタが大活躍!
(2009年12月7日/2010年6月7日)

 

【2009年3月以前の「本の話題」はこちらからご覧ください】

児童書・ヤングアダルト小説の専門出版社|東京創元社