ただいま、 翻訳ミステリ特設サイト〈創元ミステリ年代記〉では、サイトに掲載している書籍・シリーズに登場するキャラクターの人気投票を行っております。投票結果の発表はもうすこし先の予定ですが、投票してくださった方のコメントを一足先にご紹介いたします。

修道女フィデルマの探求
書籍の詳細を見る
フィデルマ(〈修道女フィデルマ〉シリーズ)
「フィデルマ・シリーズを毎回楽しみにしています。頭が切れて冷静で推理力も抜群、どんな議論も理路整然と打ち返していくフィデルマは、憧れの女性です。でも恋にときめく可愛い面があったり、時には素直に相手の意見を受け入れたりと、しなやかな姿も素敵です。彼女に出会って以来、ずっとフィデルマの活躍にワクワクしっぱなしです。これからも和訳を心待ちにしています」(きい様)

「カドフェルが好きだったのに終わってしまって、さて寂しいなと思っている頃に始まったフィデルマ。カドフェルよりも更に古い7世紀のアイルランドなんて初めて知りましたが、驚くことがたくさんありました。フィデルマのちょっと生意気な感じも、何作か読むうちに好ましく思えてきました。先日テレビで、アイルランドの日本大使館の柱にオガム文字が刻んであるのを見た時は、ひとりほくそ笑んでしまいました。色々な国の色々な時代にいることが出来るというのが、歴史ミステリーの醍醐味です」(M.I様)

アーサー王の墓所の夢
書籍の詳細を見る
アデリア(〈女医アデリア〉シリーズ)
「アデリアの今後の生き方、そして娘アリーの今後の成長が楽しみです」(淮様)

ゴッサムの神々――ニューヨーク最初の警官
書籍の詳細を見る
ティモシー・ワイルド(『ゴッサムの神々――ニューヨーク最初の警官』)
「ナイーブなんだけど、周囲の残酷な世界に負けない新米警官ティムに胸が熱くなります」(タペンス様)

シスターズ・ブラザーズ
書籍の詳細を見る
イーライ・シスターズ(『シスターズ・ブラザーズ』)
「キレると怖いがナイーブで実はまっすぐで夢見る男なのがよいです。この人が語り手なので殺伐として暴力的なお話が悲哀とおかしみが混ざったものに。一人称で書かれた作品の魅力を再発見しました」(レイラ様)

護りと裏切り
書籍の詳細を見る
ヘスター(『護りと裏切り』)
「正義感が強く、誇り高く、物怖じしない勇敢な女性。ヴィクトリア朝に生まれ、従軍看護婦としてクリミア戦争に行った経歴の持ち主。それでいて親友の悩みを真剣に受け止める優しい人でもあり、「あの人への気持ちは恋なのか友情なのか」と心を揺らす乙女でもある、ヒロインのヘスターに一票! ぜひヘスターと友達になりたいです。いい女友達になれそう。飲み歩いたり美味しいものを食べに行ったり、悩み事の相談や恋の話をしたり、夜更けまでいろいろなことを語らったりしてみたい。本当に素敵な女性です。というか、『護りと裏切り』もっとたくさんの人が読むといいーーーー!!! 素晴らしい作品なんだーーー!」(K.K様)

オリヴァー・ラスボーン(『護りと裏切り』)
「記憶を失った元・警察官のウィリアム・モンク。ナイチンゲールにつき従って、クリミア戦争で看護に当たったヘスター・ラターリィ。育ちがよく、頭も切れる弁護士のオリヴァー・ラスボーン。この三人のチームワークたるや、男同士にはひそかな反目あり、ヘスターにはヘスターの想いあり、で、なかなか一枚岩というわけにはいかない。しかし、一旦、不正を見つけるや鉄のように堅い結束力で、それぞれのできる限りの力を尽くすのだ。扱われる事件そのものの面白さもあるけれど、そうしたシリーズものならではの人間関係の妙味にそそられる作品だ」(二葉様)


 たくさんのあたたかいコメント、ありがとうございます! キャラクター人気投票はまだまだ投票できます! ひとり何票でもOKです。どうぞよろしくお願いいたします。

翻訳ミステリ特設サイト〈創元ミステリ年代記〉

(2013年9月5日)




【2009年3月以前の「本の話題」はこちらからご覧ください】

ミステリ・SF・ホラー・ファンタジーの専門出版社|東京創元社