<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">
    <title>ここだけのあとがき｜Webミステリーズ！</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/" />
    <link rel="self" type="application/atom+xml" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/atom.xml" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2009-04-03://6</id>
    <updated>2010-06-07T02:03:15Z</updated>
    <subtitle>ミステリ・ＳＦ・ファンタジー・ホラーの専門出版社・東京創元社が配信する月刊Webマガジン</subtitle>


<entry>
    <title>伯方雪日『死闘館　我が血を嗣ぐもの』［2010年6月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/hakata1006.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2010://6.710</id>

    <published>2010-06-07T06:02:00Z</published>
    <updated>2010-06-07T02:03:15Z</updated>

    <summary>ここだけのあとがき ニュージーランドの山奥、嵐と火山で閉ざされた日本家屋。 格闘家一族をめぐる不可解な連続殺人。 新鋭が満を持して放つ初長編。  （10年6月刊『死闘館　我が血を嗣ぐもの』） 伯方雪日...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[<font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>ここだけのあとがき</b><br /></font>
ニュージーランドの山奥、嵐と火山で閉ざされた日本家屋。<br />
格闘家一族をめぐる不可解な連続殺人。<br />
新鋭が満を持して放つ初長編。 <br />
（10年6月刊『死闘館　我が血を嗣ぐもの』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">伯方雪日</font></b>　yukihi HAKATA</font> 
<hr color="gray" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><font size="3"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488017637"><img height="198" alt="死闘館" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/img/cover_image_m/1763.jpg" width="138" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></font></div>
<p>
　「ニュージーランドにある日本屋敷を舞台にした格闘技のお話」……。<br />
<br />
　まるで無茶振りされた三題噺のようであるが、こんな組み合わせで本格ミステリを書こうなんて輩がこの世にいるのだろうか。いるとすればそいつはバカなんじゃないだろうか。<br />
<br />
　……はい、そうです。私がそのバカです。<br />
　皆さん大変ご無沙汰しておりました。<b><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488465018">『誰もわたしを倒せない』</a></b>でデビューし、そのまま忘れ去られていた男、伯方雪日です。<br />
　いや、忘れ去られたのはもちろん自分のせいなんですよ。そりゃそうです。作品を書いてなかったんだから。いや、あの、書いていなかったというわけでもないんですが、極度のスローペースというか、面倒くさがりというか、あのその、書き方がわからなかったというか。<br />
　いや、実際そうなのです。僕は普段某大手書店の文芸書担当としてばたばたと忙しく働いているのですが、何を思ったか突如思いついたネタで短編ミステリを書いてしまい、仕事上のコネで当時の東京創元社さんの社長である戸川安宣さんに読んでいただき、「面白いので続きを書いてください」と持ち上げられ、それでもどう書いていいかわからず、数年かかって捻り出したのが前著<b>『誰もわたしを倒せない』</b>だったのでした。<br />
　これは連作短編集で、最後に収録されている表題作が、生まれて初めて書いたミステリで、戸川さんに読んでいただいたものでした。<br />
　要するにまだまだ素人芸で、しかも賞に応募するような下積みも何もなし状態だったため、一冊搾り出しただけで抜け殻のようになっちゃったのです。<br />
　「次は長編を」というありがたいお言葉をいただいたのですが、「長編ってどーーやって書くの！」という無言の叫びが心の中に渦巻いてました。<br />
　「長編なんてまだ無理だ」と思い込んだ僕は、とにかく短編をもう少し書いて勉強しよう、と何作か短編を書いていました。そこで判明したのが、あまりにもいい加減な僕の書き方。メインのネタだけ考えたら、後はすべて行き当たりばったり。都合によって登場人物を変え、設定を変え、性別を変え、伏線を後から挿入し、ひどいときは犯人を平気で変更してしまう。そんな風に創るものだから、あとで読み返しても自分で「誰が犯人だろう」とかわからなくなってたりします（笑）。<br />
　短編ならそれでどうにかなったのですが、さすがにこのやり方では長編は無理だ、と思いました。編集さんとの打ち合わせで、「もう一度格闘技もの」というのは決めてあったので、それをベースに長編にできるネタは……と考えていたところ、以前に一度考えたバカミスネタが再浮上してきました。<br />
　それは、いわゆる「登場人物が閉じ込められた館もの」で、しかし閉じ込められたのが全員最強の格闘家である、というもの（笑）。せっかくなら同じ一族のほうが横溝っぽくていいぞ、とか悪乗りして、当時隆盛を誇っていたグレイシー柔術の一族をモデルにすることを考えました。舞台はブラジルです。「んー、でもそのまんますぎるなあ」と思ったところで、<b>「誰もわたしを倒せない」</b>に登場させたマオリの格闘家、ダレン・スチュードを思い出し、彼のバックボーンを膨らませることによって架空の格闘家一族を考えてみたのです。舞台をニュージーランドに移し、マオリの神話や風俗を調べるうちに、いろいろ盛り込めるネタが増えてきました。特にダレンの父であり、一代にして「アオテア柔術（架空の格闘技です）」を作り上げた、この物語のキーパーソンでもあるテ・ケレオパに関してはどんどんイメージが膨らみ、作中作的にその若き日のエピソードを盛り込むまで気に入ったキャラクターとなりました。<br />
　また、マオリの伝統武芸と日本の柔術を統合した、という設定から、絵的な面白さも狙って、ニュージーランドに日本屋敷を建てることを決め、こうして三題噺が出揃いました（笑）。<br />
　そんなこんなで、生まれて初めての長編に着手し、短編とは違ってきちんとプロット作りから始め、一年ほどかかって初稿が完成しました。<br />
　僕の悪い癖なのですが、ここで脱力しちゃって、しばらくなにもできなくなっちゃいました。今でもそうなのですが、自分の作品を読み返すのが苦痛なのです。どうにも客観的になれない。気恥ずかしい。<br />
　それでもなんとか気力を奮い起こし、編集さんにいろいろご指摘を受け、改稿に挑みました。百枚ほど書き足してほぼ最終稿に近くなったのは、初稿完成から一年も経った頃でしょうか。編集さんも呆れてしまったのか、しばらく出してもらえるのか不安になる日々が続きました。<br />
　しかしその間に無名作家にとってはあまりにも美味しいアンソロジー<b><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488017354">『蝦蟇倉市事件』</a></b>に参加させてもらい、これがまた書いてから刊行されるまでに数年かかったこともあり、単に待機している新作が多すぎて順番待ちなんだ、と知ってほっとしたのでありました。<br />
　そんなわけで、ようやく刊行の順番がやってきました。<br />
　<b><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488017637">『死闘館　我が血を嗣ぐもの』</a></b>。我ながら面白いものが出来上がったと自負しております。格闘技に興味なくとも大丈夫です（ホントかよ）。ぜひとも、ご一読を。<br /><br /></font></p>
<div align="right">（2010年6月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>伯方雪日</b>（はかた・ゆきひ）</font><br />
1970年京都府生まれ。京都大学工学部精密工学科卒。書店勤務の傍ら、執筆活動を展開。2003年、短編「必然なる偶然」が『創元推理21』に掲載されデビュー。2004年、連作短編集『誰もわたしを倒せない』を発表。大胆な発想と確固たる構成力が注目を集める。本書は、満を持して放つ長編第一作となる。<br /><br />
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<br />
<a href="http://www.tsogen.co.jp/">本格ミステリの専門出版社｜東京創元社</a>]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>倉阪鬼一郎『薔薇の家、晩夏の夢』［2010年6月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/kurasaka1006.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2010://6.709</id>

    <published>2010-06-07T06:01:00Z</published>
    <updated>2010-06-07T02:16:27Z</updated>

    <summary>洋館に住む伯父さんから最後にもらった「宿題」は、 世界の「秘密」の鍵だった――。 薔薇と暗号に満ちた幻想的ミステリ （10年6月刊『薔薇の家、晩夏の夢』） 倉阪鬼一郎　kiichiro KURASAK...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[<font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>洋館に住む伯父さんから最後にもらった「宿題」は、<br />
世界の「秘密」の鍵だった――。</b><br /></font>
薔薇と暗号に満ちた幻想的ミステリ<br />
（10年6月刊『薔薇の家、晩夏の夢』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">倉阪鬼一郎</font></b>　kiichiro KURASAKA</font> 
<hr color="gray" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><font size="3"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488025359"><img height="198" alt="薔薇の家、晩夏の夢" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/img/cover_image_m/2535.jpg" width="138" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></font></div>
<p>
　薔薇、という字を見ると心が浮き立つ。<br />
　バラ、ではいけない。ばら、ではなおだめだ。どうあっても、花弁そのものを内包しているように見える「薔薇」でなければならない。<br />
　薔薇の花は好きだ。これはこれはとばかりに多種多様な薔薇が咲き誇っている光景がことに望ましい。と言っても、もっぱらよその家や薔薇園の花を鑑賞するばかりで、実際に作る趣味はまったくない。そういう技術は持ち合わせていないし、とても根が続かないと思う。<br />
　逆に、鑑賞するより作るほうが好きなものもある。その最たるものが暗号だ。<br />
　暗号、という言葉も、見るたびに心が浮き立つ。薔薇ほどではないが、暗号にも香りがあるように感じられる。<br />
　薔薇と暗号、二つの心躍るものを組み合わせ、ふんだんに作中世界に撒き散らしてみたのが今回の新作<b><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488025359">『薔薇の家、晩夏の夢』</a></b>だ。薔薇づくし、暗号づくしの幻想ミステリーをお楽しみいただければ幸いである。<br />
　薔薇と暗号といえば、中井英夫氏の諸作が思い出されるけれども、その代表作の一つに<b><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488070038">『とらんぷ譚』</a></b>がある。まだ十代のころに別名義で<b>「『とらんぷ譚』論」</b>を同人誌に発表し、その縁で作者の知遇を得たという思い出の作品だ。それかあらぬか、<b>『薔薇の家、晩夏の夢』</b>を彩る小道具の一つはトランプになっている。<br />
　作中に登場するこの世に一組しかないトランプには、妖しい女の絵が描かれている。そのほかにも、さまざまな架空の絵が現れる。そのうち油絵をと思いながら諸事情あっていまだ果たしていないのだが、目下ＣＧソフトを使って描いているのはおおむね抽象画だから、いずれ絵筆を執っても人物画は描けそうにない。<br />
　ならば、小説の中で描けばいい。薔薇の家に飾られる、実在しない（実際には描けない）油絵は、作者としては気に入っている。ぜひ絵をイメージしながらお読みいただきたい。<br />
　さて、小説の中にしか存在しない絵画ならではの機能がある。一部の現代アートや騙し絵を除けば、絵は額縁の外へ出ることができない。区切られたフレームの中で静止しているしかないのだ。<br />
　しかし、小説の中の絵は違う。いともたやすくフレームを超え、作品世界を侵犯することができる。たとえばこの作品では……いや、この先は読んでのお楽しみということにしておこう。<br />
　昨年はありがたいことに、バカミスの<b><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061826689?ie=UTF8&tag=wwwtsogecojp-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4061826689" target="blank">『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=wwwtsogecojp-22&l=as2&o=9&a=4061826689" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></b>と物語系の<b><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4152090243?ie=UTF8&tag=wwwtsogecojp-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4152090243" target="blank">『遠い旋律、草原の光』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=wwwtsogecojp-22&l=as2&o=9&a=4152090243" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></b>がそれぞれの傾向の代表作という評価をしていただいた。これまで幻想（怪奇）ミステリーをいろいろと手がけてきたが、今年はこの<b>『薔薇の家、晩夏の夢』</b>がそちらの系列の代表作になってくれるのではないかと期待している。<br />
　では、すぐそこにある扉を開けて、薔薇と暗号の香りでむせ返るような世界へ。<br /><br /></font></p>
<div align="right">（2010年6月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>倉阪鬼一郎</b>（くらさか・きいちろう）</font><br />
1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年に短編集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社勤務等を経て、98年より専業作家となる。ミステリ、ホラー、幻想小説と、その作品分野は多岐にわたり、独特の作風を確立している。著作に『百鬼譚の夜』『赤い額縁』『田舎の事件』『無言劇』などがある。翻訳家、俳人としても活躍。<br /><br />
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<br />
<a href="http://www.tsogen.co.jp/">本格ミステリの専門出版社｜東京創元社</a>]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>スペンサー・クイン／古草秀子訳『ぼくの名はチェット』［2010年5月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/furukusa1005.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2010://6.664</id>

    <published>2010-05-07T05:01:00Z</published>
    <updated>2010-05-07T03:36:32Z</updated>

    <summary>ここだけの訳者あとがき チェットが犬の目、犬の心ですべてを語る、 全世界の犬好きの心を鷲掴みにした傑作ミステリ。   （10年5月刊スペンサー・クイン『ぼくの名はチェット』） 古草秀子　hideko ...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[<font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>ここだけの訳者あとがき</b><br /></font>
チェットが犬の目、犬の心ですべてを語る、<br />
全世界の犬好きの心を鷲掴みにした傑作ミステリ。  <br />
（10年5月刊スペンサー・クイン『ぼくの名はチェット』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">古草秀子</font></b>　hideko FURUKUSA</font> 
<hr color="gray" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><font size="3"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488013271"><img height="198" alt="ぼくの名はチェット" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/img/cover_image_m/1327.jpg" width="138" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></font></div>
<p>
　名犬チェットが犬の視点から女子高生失踪事件の顛末を語る、スペンサー・クイン（ピーター・エイブラハムズ）の魅力的な全米ベストセラーを、ぜひともたくさんのみなさんに楽しんでいただきたいと、犬バカの訳者は心から願っております。<br />
　この物語の黄金コンビ、名犬チェットとちょっとサエない私立探偵バーニーは、このうえなく強い絆で結ばれています。チェットは人間の言葉で会話こそしませんが、バーニーが落ち込んでいれば前足をそっと差しのべて慰め、彼が窮地に陥れば命をかけて助け、喜びはともに分かち合います。<br />
　警察犬訓練所で優秀な成績を誇っていたチェットは、卒業を目前にして、猫がからんだ事故とやらのせいで落第して警察犬になれず、今ではバーニーのもとで探偵の相棒をつとめています。かつては陸軍士官学校卒のエリートだったらしいバーニーは、妻に離婚されて最愛の息子も取られてしまい、心も懐具合も寂しい生活を送っています。一人と一匹は、どちらも挫折した過去を持つ身の上というわけです。<br />
　それにしても、もしこの世に犬がいなかったら、人間はどんなに孤独だったでしょうか。犬と一緒に暮らしていると、そのありがたみがつくづく身にしみます。チェットのバーニーへの献身には負けるかもしれませんが、わが家の迷犬ララ・クロフトも、訳者のような出来の悪い飼い主にストレートな愛情を惜しみなく与えてくれます。ちょっと買い物に出かけて帰宅すると、そのたびに猛烈に歓迎してくれるのは、いつもながらうれしいもの。「ああ、あなただけよね。こんなに愛してくれるのは……」と思ってしまいます（猛烈すぎて少々迷惑なときもありますが）。<br />
　チェットは大型犬で、ものすごい食いしん坊という設定なので、拾い食いする場面がしばしば登場します。腐ったバーガーのかけらを食べて吐いたり、ポップコーンが歯に挟まってしまったり。ですが、食い意地が張っているという点では、わが家の迷犬も負けてはいません。じつは使い捨て髭剃りを食べたことがあります！　ホテルのアメニティにあるような、プラスチックの本体に金属の刃がついているあれです。気づいたときには、プラスチックの部分はすべて消え、ぐちゃぐちゃに噛みつぶされた金属部分だけが残っていました。本人（犬）はどうも元気がなく、不安げな情けない顔つき。これは大変だと焦りましたが、しばらくするとゲゲッと吐き戻して、みごとに元気を取り戻しました。驚くべき回復力。それ以来、「迷犬の口が届く範囲にはなにも置くな」というのが、わが家の掟になったのは言うまでもありません。<br />
　考えてみれば、人間の言葉をしゃべらないのは、犬が愛される存在である理由のひとつなのでしょう。迷犬ララ・クロフトは毎日、午後四時半になると、たとえこちらがどんなに忙しかろうがお構いなしに、ご飯をくれとヒーヒー声でうるさく催促します。もしこれが、「ご飯まだ？　ご飯まだ？　えっ、まだなの？」と人間の言葉でくりかえし要求されたなら、腹がたつかもしれませんが、彼女のヒーヒー声の呼びかけには、「あらっ、ごめんなさいね」と反応してしまいます。<br />
　ところで、チェットがどんな犬種なのかは、今のところはっきりしません。どうやらミックス犬らしいのですが、どの犬種が混じっているのでしょうか？　ウエブ上では読者たちがさまざまな自説を披露していて、これがなかなか面白いのです。たとえば、警察犬候補だったのでシェパードの血が流れているに違いないとか、原書カバーに写っている尻尾の色や形からしてボーダーコリーだろうとか……。ラブラドールだと主張する人もいます。もしかしたらバーニーズが混じっているのかしらとも思えます。あれこれ想像が掻きたてられて、いろいろ興味が尽きません。ちなみに、迷犬ララ・クロフトは白黒はっきりしたボーダーコリーで、散歩中に出会う子供たちから「パンダだ」と指差されたりしますが、原書カバーと瓜二つの尻尾の持ち主なので、この本を最初に一目見たとき、訳者は運命の出会いを感じました。<br />
　この先、チェットが警察犬訓練所を落第した原因はくわしく語られるのか、バーニーがしがない私立探偵に落ちつくまでの過去は明かされるのか、シリーズの展開がとても楽しみです。<br /></font></p>
<div align="right">（2010年5月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>古草秀子</b>（ふるくさ・ひでこ）</font><br />
青山学院大学文学部英米文学科卒業。ロンドン大学アジア・アフリカ研究院（SOAS）を経て、ロンドン大学経済学院（LSE）大学院にて国際政治学を学ぶ。訳書にＪ・バーンズ<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488016395">『イングランド・イングランド』</a>、Ｊ・グローガン『マーリー』、マッソン『犬の愛に嘘はない』他多数。<br /><br />
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<br />
<a href="http://www.tsogen.co.jp/">本格ミステリの専門出版社｜東京創元社</a>]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>加藤実秋『Ｄカラーバケーション　インディゴの夜』［2010年5月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/kato1005.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2010://6.663</id>

    <published>2010-05-07T05:00:00Z</published>
    <updated>2010-05-07T07:53:12Z</updated>

    <summary>謎づくしの「あの人」の素顔が明らかに！？ ますます冴えと、キレを見せる〈インディゴの夜シリーズ〉第四弾。  （10年4月刊『Ｄカラーバケーション　インディゴの夜』） 加藤実秋　miaki KATO  ...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[<font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>謎づくしの「あの人」の素顔が明らかに！？</b><br /></font>
ますます冴えと、キレを見せる〈インディゴの夜シリーズ〉第四弾。 <br />
（10年4月刊『Ｄカラーバケーション　インディゴの夜』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">加藤実秋</font></b>　miaki KATO</font> 
<hr color="gray" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><font size="3"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488024574"><img height="198" alt="Ｄカラーバケーション" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/img/cover_image_m/2457.jpg" width="138" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></font></div>
<p>
「インディゴの夜」シリーズ、高校野球風に言うなら「２年ぶり四度（作）目」の新作です。<br />
　連作スタイルを続けていると、書きながら「次はこの人にスポットを当てよう」「こんなモチーフの話も書きたい」と次作への宿題のようなものが生まれます。今作も同様で、<b><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488468033">『ホワイトクロウ』</a></b>執筆中にアイデアが浮かび、担当編集者にも相談し、「いま<b>〈ミステリーズ！〉</b>で連載している<b>『こちら万来軒（×）探偵事務所』</b>が終わったら、続けて取りかかりましょう」と話していた矢先に<b><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488468019">『インディゴの夜』</a></b>のテレビドラマ・舞台化が決定し、急遽！　大突貫！　で書き下ろしをすることになりました。……いや～、キツかったっす。各社の担当編集者に頭を下げて昨年下半期に着手予定だった仕事を延期、<b>『こちら万来軒（×）～』</b>も休載し、必死で、大晦日も元旦も休みなしで書き続けました。結果、白髪が増え、いや～な感じに痩せ、おまけに人間ドックに入ったら「肺に結核の治癒痕がある」とか言われる始末。<br />
　しみったれた話はこれぐらいにして、以下、各エピソードについての解説です。<br />
<br />
●<b>「７ｄａｙｓ活劇」</b><br />
　三十年来の筋金入りオカルトマニアにつき、インディゴで怪談・都市伝説絡みの話を書くのは念願でした。風営法が改正され、店の営業形態をどうするかも思案どころでしたが、ニューフェイスを登場させることで上手く移行できたか？　という感じです。<br />
　執筆時、舞台となる公園を取材しましたが、近隣一帯の様変わりぶりにびっくり。「TRANS CONTINENTS」はどこ？　「CHIPIE」のブティックってなくなっちゃったの？　としばし呆然。<br /><br />
●<b>「サクラサンライズ」</b><br />
「インディゴで<b>『○○○の○○』</b>をやりたい！」もこれまた数年来の念願でした。作中に登場する1970～80年代の歌謡曲は、昭和40年代生まれの同輩諸氏には「おお！」と思っていただけるかと。<br />
　クライマックスシーンの舞台となる麻布近辺は、ドラマ版・インディゴのプロデューサーに会食でお連れいただき、初めて足を踏み入れました。街並みもお店のつくりもオサレワールド全開、感化されてすぐ書いちゃうのが田舎者の哀しい性（さが）です。<br /><br />
●<b>「一剋」</b><br />
　冒頭にも書きましたが、インディゴシリーズでは「各レギュラーキャラクターに一度はスポットを当てる」をマイルールにしています。そこで満を持して登場したのが豆柴こと柴田克一刑事。読者には全然人気ない、というより印象の薄いキャラですが、作者的には結構お気に入りです。生みの親である脚本家・高山直也さんのご了承を得て、ドラマオリジナルキャラの某人物も登場させています。<br /><br />
●<b>「Ｄカラーバケーション」</b><br />
　豆柴刑事とは反対に、読者人気ダントツナンバーワンなのがclub indigoマネージャー・憂夜。自分で考えておいてなんですが、シリーズが進めば進むほど「ミステリアス」の迷宮にはまっていくキャラです。生い立ちから、indigoに辿り着くまでのディープでデンジャラスでオリエンタルな（一部誇張）経歴は私の中ではがっちりできあがっていて、いずれ大公開！　そして驚愕の結末！！（多分）を迎えますが、とりあえずさわりだけでも、と書きました。<br />
　ドラマファンで、憂夜＝加藤和樹さんのイメージで読まれた方は戸惑われる部分もあるかと思いますが、著者の憂夜のイメージモデルはまったく別の某アジア系スターだったりします。そのあたり想像を膨らませると、小説は小説で楽しんでいただけるのではないでしょうか。<br />
<br />
　前述のマイルールに従い、この作品を書いたことで、また次作に向けての宿題ができました。レギュラーキャラの中で唯一ピックアップされてない、オールインワンマニアのあの人とか、「劇団おとしあな」の公演告知ポスターにちらっと出てきたイベントとか、板前顔の彼とか。加えて、「インディゴで長編を読みたい」というご意見もいただいていて、創作意欲を刺激されます。できるだけ早く、より面白いものをお届けできるよう、精一杯がんばりますので今後もclub indigoの面々にお付き合いいただければ幸いです。<br /></font></p>
<div align="right">（2010年5月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>加藤実秋</b>（かとう・みあき）</font><br />1966年東京都生まれ。2003年、「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。スタイリッシュな描写と、エンターテインメント性を打ち出した作風で注目される。著作は<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488468019">『インディゴの夜』</a><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488468026">『インディゴの夜　チョコレートビースト』</a>『モップガール』<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488468033">『インディゴの夜　ホワイトクロウ』</a>『ヨコハマB-side』『チャンネルファンタズモ』がある。〈インディゴの夜〉シリーズはドラマ化されて好評を博した。本書は〈インディゴの夜〉シリーズ待望の第４弾である。
<br /><br />
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<br />
<a href="http://www.tsogen.co.jp/">本格ミステリの専門出版社｜東京創元社</a>]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>山口芳宏『100人館の殺人』［2010年4月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/yamaguchi1004.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2010://6.629</id>

    <published>2010-04-05T06:00:00Z</published>
    <updated>2010-04-05T02:50:46Z</updated>

    <summary> ここだけのあとがき 容疑者はなんと100人!?　鮎川賞作家が贈る、驚愕の長編ミステリ （10年3月刊『100人館の殺人』） 山口芳宏　yoshihiro YAMAGUCHI  　   　『100人館...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[ <font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>ここだけのあとがき</b><br /></font>
容疑者はなんと100人!?　鮎川賞作家が贈る、驚愕の長編ミステリ<br />
（10年3月刊『100人館の殺人』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">山口芳宏</font></b>　yoshihiro YAMAGUCHI</font> 
<hr color="gray" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><font size="3"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488024567"><img height="198" alt="100人館の殺人" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/img/cover_image_m/2456.jpg" width="138" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></font></div>
<p>
　<b><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488024567">『100人館の殺人』</a></b>は一見軽い内容のユーモア探偵小説ですが、生まれるまではかなりの紆余曲折がありました。<br />
<br />
●こぼれ話その１<br />
　時々ぼくは雑談で、知り合いに小説のネタを話すことがあるのですが、多くの人にいちばん反応がよかったのが、この<b>『100人館の殺人』</b>でした。「名探偵が意気盛んに館に行ったら、容疑者が100人いて途方にくれた」というシンプルなネタに、インパクトがあったのでしょうか。ぼくのような新人にとって、タイトルや筋のインパクトは非常に重要です。じゃないと、手を取ってもらえませんからね。<br />
　担当編集さんに話しても反応がよかったので、これを大切な第３作目として書くことにしました。滑り出しは順調です。<br />
　ちなみにネタ帳には<b>『1000人館の殺人』</b>と書いてあったのですが、さすがに1000人はたいへんそうなのでやめました。<br />
<br />
●こぼれ話その２<br />
　最初は、容疑者１人あたり１～２ページを費やして、それを100人分――そして最後に解決するという筋で行こうと思っていました。ところが途中まで書いてみたものの、どうもうまくいかない。筋としては成り立つのですが、読者にとってどうしても平坦で退屈な展開になってしまうのです。そりゃ、どんなに個性的な容疑者を配置しても、100人となると飽きてきますよね。<br />
　こうなることは最初からわかっていたのですが――それでも20人ごとに劇的な展開変化があればなんとかなるかな――と考えていました。しかしどんなに起伏を大きくしても、やっぱり退屈。「延々と聞き取り」となると、サスペンス色、ドキドキ感が出ないのです。<br />
（秘術を尽くせば、60人くらいまでならなんとかなりそうでしたが）<br />
　さあ、どうするか。ここで考えに考えて、結局いまの形にしました。つまり、最終的には「起伏があって、おもしろくて、ドキドキすればいいだろう」という原点にもどったのです。――と書くと簡単ですが、ここまでかなりの労力が必要となりました。<br />
<br />
●こぼれ話その３<br />
　実際の執筆は、「100人の容疑者というシチュエーション」「不可解な物理的殺人トリック」の２つのネタをベースに、ユーモアサスペンスの衣を着せることにしました。ユーモアサスペンスというと、なんといっても赤川次郎さん、年代を超えて読者に愛されている巨匠です。<br />
（一般人に「どの作家が好きですか」とアンケートを取ると、年代問わず上位に入るという巨人です。現在の10代にも根強い人気らしい）<br />
　もちろんぼくもむかしからの大ファン。しかし、そのまま赤川さんの作風を真似そうとしても絶対に無理ですし、単なる劣化コピーになってしまいます。<br />
　そこでぼくは、海外ドラマを研究することにしました。<b>『LOST』『24』『ギャラクティカ』</b>――どれも抜群におもしろい。共通するのは「少々無理でも劇的な展開」「部分的に過激」ということでした。<br />
　そうして研究・検討の結果、「少々過激なユーモアサスペンス（伝統的なユーモアサスペンスと比べて）」を目指すことにしました。それが現代的で、読者にとってもいいと思ったのです。<br />
　過激にすれば一部読者からの反発も予想されましたが――それはもう仕方ないと割り切ることにしました。思えば、赤川次郎さんの作風も、ぼくが読み始めた27年前の時点ではずいぶん過激だった印象があります。ユーモア風味の物語なのに「えっ、この人が死ぬの？」「この人が犯人？」というふうに驚き、それがおもしろくて刺激的でした。<br />
　以上のことを念頭に置きつつ、具体的には本格ミステリファンも大好きな（ぼくも大好きな）ネタもどんどん投入し、詰め込みました。もちろん身もだえしながら、です。<br />
<br />
　　　　　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊<br />
<br />
　というふうに、いままで書いた中では一番苦労した小説でした。<br />
　簡単にいうと、「軽く読めてワクワクする娯楽小説」「読んでいる数時間が最高に楽しいエンタテインメント」を目指しました。楽しんで綺麗に忘れられる探偵小説です。ミステリファンにとってどうかは予想もつきませんが――現在の自分としては、最高の娯楽探偵小説に仕上げたつもりです！<br />
<br />
　20年後くらいに「そういえば、むかしそんな小説があったなあ。楽しかった。内容は覚えてないけど』となるのが理想です。「こんな小説あったよ！」と友人に自慢できるような小説ですので、よろしくお願いします。<br /></font></p>
<div align="right">（2010年4月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>山口芳宏</b>（やまぐち・よしひろ）</font><br />1973年三重県生まれ。横浜国立大学卒。ゲームプランナー、シナリオライターとして活躍後、2007年<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488023973">『雲上都市の大冒険』</a>で第17回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。著作はほかに、<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488024390">『豪華客船エリス号の大冒険』</a>『妖精島の殺人　上下』『学園島の殺人』がある。<br /><br />
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<br />
<a href="http://www.tsogen.co.jp/">本格ミステリの専門出版社｜東京創元社</a>]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>梓崎優『叫びと祈り』［2010年3月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/shizaki1003.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2010://6.595</id>

    <published>2010-03-05T06:00:00Z</published>
    <updated>2010-03-05T05:22:29Z</updated>

    <summary> ここだけのあとがき 〈旅人〉斉木の彷徨を描く驚異の連作推理。 超大型新人のデビュー！  （10年2月刊『叫びと祈り』） 梓崎優　you SHIZAKI  　   　初めてミステリという世界に触れたの...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[ <font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>ここだけのあとがき</b><br /></font>
〈旅人〉斉木の彷徨を描く驚異の連作推理。<br />
超大型新人のデビュー！ <br />
（10年2月刊『叫びと祈り』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">梓崎優</font></b>　you SHIZAKI</font> 
<hr color="gray" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><font size="3"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488017590"><img height="198" alt="叫びと祈り" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/img/cover_image_m/1759.jpg" width="138" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></font></div>
<p>
　初めてミステリという世界に触れたのは、高校生のときでした。学校の文化祭で、推理劇を上演することになったのです。それも、私が脚本担当という。それまで文章といえば読書感想文しか書いたことのなかった私にとって、それは青天の霹靂としか言いようのない出来事でした。仕方がないので、三ヶ月で百冊のミステリを斜め読みし、物語の美味しいところをパズルピースのように拝借し、血と汗と涙でにじんで文字の読めない脚本を提出して怒られたのでした。そうして完成した演劇は文化祭当日、新たな悲劇を生むわけですが――ともかく、私とミステリとの出会いは、強制と苦行と悔恨に満ちた、お世辞にも幸福とは言いがたいものでした。<br />
　ところがどういう運の成せる業か、それから十年を経て、2008年に私は<b>「砂漠を走る船の道」</b>という短編で第五回ミステリーズ！新人賞を受賞させていただくことになりました。ミステリに苦しめられた自分が、まさかミステリの賞をいただけるとは思っていなかったからでしょうか。受賞の報をいただいたとき私は、きっと大誤解ミステリーズ……という最低の駄洒落を思いつき、思いついた自分に深く落ち込み、悲しみのあまり旅に出て編集者様に迷惑をかけ、編集者様の冷たい視線を振り切るために「違うのです、これは取材旅行だったのです」と受賞作すら世に出ていないのに暴言を吐き、言ったからにはあとに引けなくなり――<br />
　こうしてでき上がったのが<b><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488017590">『叫びと祈り』</a></b>です。<br />
<br />
<b>『叫びと祈り』</b>は五編の短編から成りますが、五編五様の場所が舞台となっています。<b>「砂漠を走る船の道」</b>はアフリカ大陸の砂漠を、<b>「白い巨人」</b>はスペイン中部の白い街を、というように。まるで世界周遊旅行のような様相ですが、一編を除いてモデルとなる場所はありません。例外は<b>「白い巨人」</b>で、こちらはスペインの「コンスエグラ」という実在の街をモデルにしています。理由はもちろん編集者様に旅が役に立ったことをアピールするためで、当初はコンスエグラそのものを舞台としていたのですが、諸般の事情から架空の舞台が必要になり、「レエンクエントロ」という街が生まれました。とはいえ、基本的に街の雰囲気は踏襲していますから、契約不履行にはあたりません。ただし、受賞後に放浪した国はスペインではなかった、という事実は伏せられています。<br />
　何の話でしたでしょうか。<br />
　コンスエグラは素晴らしいところです。もし拙作を読んで興味をもたれた方は、是非一度足を運ばれてみてください。きっと、舞台変更の理由と私の苦悩がご理解いただけると思います。<br />
<br />
　本作を上梓するに当たっては、たくさんの方にお世話になりました。拙い物語を世に出す機会を与えてくださった選考委員の皆様、東京創元社の皆様、家族、友人。特に担当編集者のＫ島様には、ここには書ききれないほどお世話になりました。心より謝辞を捧げます。ありがとうございました。<br />
　そして読者の皆様。もし本作を読んで、少しでも心を押されるような瞬間があれば、作者として、これほど幸せなことはありません。<br /></font></p>
<div align="right">（2010年3月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>梓崎優</b>（しざき・ゆう）</font><br />1983年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。2008年、短編「砂漠を走る船の道」で第五回ミステリーズ！新人賞を受賞する。同作品は綾辻行人・有栖川有栖・辻真先三選考委員から激賞され、満場一致で受賞が決定した。受賞作を第一話に据え連作化した本書で単行本デビューを果たす。ミステリの技巧とロマンティックな文章力を併せ持つ、注目の大型新人。<br /><br />
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<br />
<a href="http://www.tsogen.co.jp/">推理小説の専門出版社｜東京創元社</a>]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>深水黎一郎『五声のリチェルカーレ』［2010年2月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/fukami1002.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2010://6.564</id>

    <published>2010-02-05T07:00:00Z</published>
    <updated>2010-02-05T07:54:52Z</updated>

    <summary> ここだけのあとがき メフィスト賞受賞の気鋭が贈る文庫オリジナル！ 再読必至の技巧派本格ミステリ。 （10年1月刊『五声のリチェルカーレ』） 深水黎一郎　reiichiro FUKAMI  　   　...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[ <font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>ここだけのあとがき</b><br /></font>
メフィスト賞受賞の気鋭が贈る文庫オリジナル！<br />
再読必至の技巧派本格ミステリ。<br />
（10年1月刊『五声のリチェルカーレ』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">深水黎一郎</font></b>　reiichiro FUKAMI</font> 
<hr color="gray" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><font size="3"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488404116"><img height="196" alt="五声のリチェルカーレ" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/img/cover_image_m/40411.jpg" width="140" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></font></div>
<p>
　はじめまして、深水黎一郎です。<br />
<br />
　このたび創元推理文庫から、拙作<b><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488404116">『五声のリチェルカーレ』</a></b>が、文庫書き下ろしという形で上梓されます。<br />
<br />
　実は私の小さい頃の一番の愛読書は、創元推理文庫の無料の目録でした。一ヶ月の小遣いが、文庫本を一冊買うのにも足りないという御手許金不如意の小学生時代、お金がたまったら次はどの本を買おうか、毎日毎日、ワクワクしながら目録を隅から隅まで読んで頭を悩ませたものです。<br />
<br />
　今回その創元推理文庫に自分の作品が入ることになって、鼻血が出そうです。小さい頃の夢が実現した、と言いたいところですが、その頃の創元推理文庫には日本人作家の作品は一冊もなかったので、それは夢ですらなかったというのが本当のところです。<br />
<br />
　さて今回の作品、タイトルかしてちょっと変わっています。リチェルカーレって何？　と仰られる方も多いと思います。その意味は作品中でたっぷりと説明されますので、安心して手にお取りください。<br /></font></p>
<div align="right">（2010年2月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>深水黎一郎</b>（ふかみ・れいいちろう）</font><br />1963年山形県生まれ。慶應義塾大学文学研究科後期博士課程終了。ブルゴーニュ大学修士号、パリ大学DEA。2007年、『ウルチモ・トルッコ　犯人はあなただ！』で第36回メフィスト賞を受賞し、デビュー。ほかの著作に『エコール・ド・パリ殺人事件』『トスカの接吻』『花窗玻璃』がある。<br /><br />
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<br />
<a href="http://www.tsogen.co.jp/">推理小説の専門出版社｜東京創元社</a>]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>保科昌彦『ウィズ・ユー』［2009年12月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/hoshina0912.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2009://6.473</id>

    <published>2009-12-07T07:00:00Z</published>
    <updated>2009-12-15T09:29:12Z</updated>

    <summary> あとがき初心者による「あとがき」 依頼は、何とゲーム中の誘拐事件!?　著者初の私立探偵ミステリ。 （09年12月刊『ウィズ・ユー』） 保科昌彦　masahiko HOSHINA  　   「次はユー...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[ <font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>あとがき初心者による「あとがき」</b><br /></font>
依頼は、何とゲーム中の誘拐事件!?　著者初の私立探偵ミステリ。<br />
（09年12月刊『ウィズ・ユー』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">保科昌彦</font></b>　masahiko HOSHINA</font> 
<hr color="gray" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><font size="3"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488017606"><img height="196" alt="ウィズ・ユー" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/img/cover_image_m/1760.jpg" width="140" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></font></div>
<p>
「次はユーモア・ミステリを書いてみたいんです」僕がそう告げると、東京創元社の担当編集者氏は一瞬、虚をつかれたような顔になりました。<br />
　というのも僕は日本ホラー小説大賞の長編賞をいただいてデビューして以来、ホラーやサスペンスばかり書いてきたからです。「あいつは江戸川乱歩みたいに、ローソクだけをともした暗ーい部屋で小説を書いてるんじゃないか」と周りの人間も噂するほどで、担当編集者氏が驚かれたのも無理はありません。<br />
「まあ、とりあえずやってみましょうか」ということで書き始め、様々な方々にお力添えをいただいて出来上がったのが今回の作品です。内容に関しましては、「おもしろいので、とにかく一度読んでみてください」というのが正直なところです。以上、終わり──というわけにもいきませんので、蛇足的脚注のようなものを少しお喋りさせていただければと思います。<br />
　あ、ついでに申し上げておきますと、自作についてのあとがきを書くのもこれが初めてだったりします。<br />
<br />
<b>〈ウィズ・ユー〉</b>（本文14ページ11行目）…本作の舞台となる仮想空間です。インターネット上に架空の街が構築されていて、プレイヤーはその中で会社を経営したり子育てをしたりと、思い思いの時間を過ごします。モデルとなったのはもちろん〈セカンド・○○○〉ですが、本家よりもリアル志向だという設定です。〈ウィズ・ユー〉のキャラクターである四歳の女の子が誘拐され、その“父親”が事務所を訪ねてくるところから物語は始まります。<br />
<b>Ｕ円</b>（本文22ページ5行目）…〈ウィズ・ユー〉の中で流通している仮想通貨です。〈セカンド・○○○〉同様、Ｕ円は現実の円と交換することができ、レートは日々上下します。誘拐犯はキャラクターの身代金として五千万Ｕ円という大金を要求してきます。<br />
<b>ピアノ</b>（本文26ページ6行目）…本作を書いていた頃、ドラマ版<b>『のだめカンタービレ』</b>の再放送が始まり、初めて見た僕はすっかりハマッてしまいました。週末の夜更けにはグラス片手に<b>『のだめ』</b>を見ながら泣いたり笑ったりしていることが多く、家人にはかなり気味悪がられました。<br />
<b>探偵業の業務の適正化に関する法律</b>（本文65ページ20行目）…それまで日本の私立探偵には資格・免許の類はなかったのですが、2007年６月にこの法律が施行されたことにより、探偵業は届け出制となりました。本作の主人公が籍をおく若槻調査事務所もこの法律に則って活動しています。米国産ハードボイルドと違って日本の私立探偵には捜査権も銃もなく、主人公たちは知性と粘りと多少の運を武器に誘拐犯に立ち向かっていきます。<br />
<b>ヒッチコック</b>（本文154ページ20行目）…言わずと知れたサスペンス映画の神様です。ヒッチコックはブロンド美女がお好みだったようで、「主演女優を口説こうとして次々と振られた」「ブロンド美女をいたぶって喜んでいる困った御仁だ」などいろいろ言われていますが、グレース・ケリーやティッピー・ヘドレンに惹かれるなというほうが無理な相談ではないでしょうか。<br />
<b>ジョニー・デップの映画</b>（本文223ページ16行目）…これはジョン・バダム監督の<b><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000RXXY5I?ie=UTF8&tag=wwwtsogecojp-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000RXXY5I" target="blank">『ニック・オブ・タイム』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=wwwtsogecojp-22&l=as2&o=9&a=B000RXXY5I" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></b>という作品です。Ｊ・デップ演じる主人公は娘を人質に取られ、ある人物を殺害するよう強要されます。この映画はヒッチコックの<b><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000LXHG0I?ie=UTF8&tag=wwwtsogecojp-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000LXHG0I" target="blank">『ロープ』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=wwwtsogecojp-22&l=as2&o=9&a=B000LXHG0I" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></b>と同じく、劇中の時間経過と実際の上映時間を同調させており、その手法がより一層緊迫感を高めています。まだ初々しいＪ・デップのスーツ姿が見られますので、ご興味を引かれた方はご覧になってみてください。<br />
<b>犯人</b>　本作の犯人は──それをここで明かすわけには行きませんので、ぜひ一度お手に取ってみてください。</font></p>
<div align="right">（2009年12月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>保科昌彦</b>（ほしな・まさひこ）</font><br />1963年、香川県生まれ。『相続人』で第10回角川ホラー小説大賞長編賞を受賞。著作に、『相続人』『オリフィス』『ゲスト』など。<br /><br />
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<br />
<a href="http://www.tsogen.co.jp/">推理小説の専門出版社｜東京創元社</a>]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>滝田務雄『田舎の刑事の闘病記』［2009年11月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/takita0911.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2009://6.434</id>

    <published>2009-11-05T08:08:00Z</published>
    <updated>2009-11-05T06:09:28Z</updated>

    <summary> 前作から一段とパワーダウンした黒川さんを 暖かく見守ってくださいませ。 田舎の刑事たちの奮闘を描く、脱力ミステリ第２弾（09年11月刊『田舎の刑事の闘病記』） 滝田務雄　michio TAKITA ...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[ <font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>前作から一段とパワーダウンした黒川さんを<br />
暖かく見守ってくださいませ。</b><br /></font>
田舎の刑事たちの奮闘を描く、脱力ミステリ第２弾<br />（09年11月刊『田舎の刑事の闘病記』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">滝田務雄</font></b>　michio TAKITA</font> 
<hr color="gray" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><font size="3"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488017545"><img height="196" alt="田舎の刑事の闘病記" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/img/cover_image_m/1754.jpg" width="140" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></font></div>
<p>
　さあ、田舎の刑事たちの活躍の第二弾が世に出てしまいました。御用とお急ぎでないかたは、どうぞ立ち止まってこの色物をお手に取ってください。御用とお急ぎのかたもついでに立ち止まってお買い上げいただけるのならありがたいです。<br />
　平和な田舎の町に次々と起こる怪事件。町を守るために、黒川鈴木巡査部長をはじめとする登場人物が八面六臂の、いや、どちらかと言えば七転八倒しつつも七転び八起きといった奮戦をしております。<br />
<br />
　さて、王道の主人公というものは、話が進むほどに成長して強くなるもののはずなんですが、うちの黒川さんには、新しい話を書くたびになぜか弱くなってゆくという、あのハトヤで有名だった「三段逆スライド方式」が導入されております。私としてはそんなややこしいシステムを黒川さんのキャラ作りに導入した記憶は無いのですが、いつの間にか導入されていたのですから仕方ありません。<br />
　まあ、弱くなるだけなら別に構わないのですが、人が死なない推理小説を書こうとしてはじめたこの創作も、いつの間にか人の生死にかかわるような凶悪で残忍な事件が起こるようになっています。しかも今回の黒川さんは、黒川さんのくせに夫婦で海外旅行までしているのです。よせばいいのに黒川さんは行動範囲まで広げているのです。<br />
　黒川さんを補うように黒川さん以外の登場人物たちは、着実にパワーアップしているのですが、なんのことはない、そのせいで黒川さんが相対的にますます弱くなっているだけというわけでして。当初の黒川さんは少なくとも部下の白石くんよりは、まだ強かったはずなんですけどね。それでも普通なら周囲の人が強くなっているんですから、みんなでフォローできて黒川さんが弱くなっても、なんの問題もないのですが、この人が探偵役なんですよねえ。困ったことに最後にはこの人が事件を解決しなければならないんです。<br />
　黒川さんだって不安でしょうけど、書いているほうはもっと不安です。しかし「ああ、大丈夫なのかなあ、この人が主役で」などと悩んでいる私を尻目に、黒川鈴木は色物なりに奮起して、毎度事件を解決しております。いや、なかなかどうしてたいしたもんです。<br />
<br />
　というわけで、推理小説をこよなく愛する紳士淑女の皆様、神のごとき寛大な愛で、前作から一段とパワーダウンした黒川さんを暖かく見守ってくださいませ。作者が喜びます。</font></p>
<div align="right">（2009年11月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>滝田務雄</b>（たきた・みちお）</font><br />1973年福島県生まれ。日本大学芸術学部卒。2006年、短編<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488499013">「田舎の刑事の趣味とお仕事」</a>で第３回ミステリーズ！新人賞を受賞してデビューする。得難いコメディ・センスの持ち主で、現在は〈田舎の刑事〉シリーズの初長編を執筆する傍ら、新シリーズの準備にも乗り出している。<br /><br />
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<br />
<a href="http://www.tsogen.co.jp/">推理小説の専門出版社｜東京創元社</a>]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>相沢沙呼『午前零時のサンドリヨン』［2009年10月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/aizawa0910.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2009://6.393</id>

    <published>2009-10-05T06:00:00Z</published>
    <updated>2009-10-01T06:18:48Z</updated>

    <summary> ここだけのあとがき 学園生活をセンシティブな筆致で描く、 “ボーイ・ミーツ・ガール” ミステリ （09年10月刊『午前零時のサンドリヨン』） 相沢沙呼　sako AIZAWA  　   　初めて目の...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[ <font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>ここだけのあとがき</b><br /></font>
学園生活をセンシティブな筆致で描く、<br />
“ボーイ・ミーツ・ガール” ミステリ<br />
（09年10月刊『午前零時のサンドリヨン』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">相沢沙呼</font></b>　sako AIZAWA</font> 
<hr color="gray" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><font size="3"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488024499"><img height="196" alt="午前零時のサンドリヨン" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/img/cover_image_m/2449.jpg" width="140" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></font></div>
<p>
　初めて目の前でマジックを観たときの驚きといったら、とても言葉にできません。マジシャンが手にしているのは、先ほど確かめさせて貰った仕掛けのないトランプなのに――。いえ、仕掛けがあったとして、どんな仕掛けなら、こんなことができるのでしょう。どう考えても解決不可能な現象を目の当たりにして、たちどころにマジックの世界に魅了されてしまいました。最初はトリックを知りたいという下心で踏み出したというのに、今ではもう演じるのが楽しくて仕方なくなっています。<br />
　この<b><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488024499">『午前零時のサンドリヨン』</a></b>では、そんな魅力的なマジックをテーマに、実際に今でもマジシャン達の間で演じられているトリックをいくつか取り上げています。「本当は、このマジックの凄さ、素晴らしさは文章じゃ伝えきれない！」とか、「このマジックのオチは、実際に目で見て確かめるべきだから、書いちゃいけない気がする！」などなど、わたしの中で葛藤がありました。これでもかなり加減したつもりですが、奇術マニアな方々には怒られてしまうのではと、びくびくしています。奇術を知っているからこそニヤリとできる部分も用意しましたので、どうかご容赦下さい。<br />
<br />
　改めましてご挨拶を。相沢沙呼と申します。<br />
　自分らしさを全面に押し出した作品を書こうと思い至って、趣味の奇術をメインに、高校生の主人公達が活躍するスイートなミステリに仕上げました。トランプの似合う女の子が探偵役ですが、死体とか殺人とか、そういった言葉とは無縁な内容なので、普段はミステリを読まない方にも楽しんでもらえるかもしれません。その反面、ライトな雰囲気であるこの作品で鮎川哲也賞を頂いたことに、大きなプレッシャーを感じております。<br />
　作品の中には、自分の好きな要素をたくさん詰め込みました。タグを付けて保存するとしたら、「マジック」「恋愛」「高校生」「青春」「密室」「日常の謎」「太腿」でしょうか。わりと甘くて優しいお話が好きなので、結果的にふわふわのスイーツのようなお話になりました。ただ、実際に甘いお菓子は苦手です。本を作る過程で改めて作品を読み返してみると、ベタベタでクサイ展開が目白押しなので、若干気恥ずかしくもあります。糖分が多めのようです。ダイエットには向きませんね。
<br />
<br />
　今回の作品では奇術に関するタネ明かしなどは一切しないように努めました。逆にマジックを演じる人間として、タネ明かしなどを使わず、いかにマジックを演じること、観ることの楽しさを伝えられるかという部分に挑戦してみました。<br />
　この作品で取り扱うクロースアップマジックというジャンルは、ステージ上で行われるような大がかりなマジックとは違い、カードやコインを使って、いつでもどこでも演じられるマジックが主体です。練習さえすれば、誰でも始めることができます。この本を読んでみて、「マジックを演じてみたい」と思った方が少しでもいて下されば、感無量です。<br />
　そして、まだマジックを生で観たことがない方は、是非一度、目の前で不思議の魔法をごらんになってください。<br />
　もしかしたら、その夜は眠れなくなってしまうかもしれませんが……。</font></p>
<div align="right">（2009年10月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>相沢沙呼</b>（あいざわ・さこ）</font><br />1983年埼玉県生まれ。聖学院大学中退。フリーのプログラマー。2009年、本書<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488024499">『午前零時のサンドリヨン』</a>で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。<br /><br />
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<br />
<a href="http://www.tsogen.co.jp/">推理小説の専門出版社｜東京創元社</a>]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>北山猛邦『密室から黒猫を取り出す方法』［2009年9月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/kitayama0909.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2009://6.355</id>

    <published>2009-09-07T01:00:00Z</published>
    <updated>2009-10-01T02:16:19Z</updated>

    <summary> 『密室から黒猫を取り出す方法』のあとがき 『踊るジョーカー』につづくシリーズ第２弾名探偵、おそるおそる五つの謎に挑む（09年9月刊『密室から黒猫を取り出す方法　名探偵音野順の事件簿』） 北山猛邦　t...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[ <font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>『密室から黒猫を取り出す方法』のあとがき</b><br /></font>
『踊るジョーカー』につづくシリーズ第２弾<br />名探偵、おそるおそる五つの謎に挑む<br />（09年9月刊『密室から黒猫を取り出す方法　名探偵音野順の事件簿』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">北山猛邦</font></b>　takekuni KITAYAMA</font> 
<hr color="gray" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><font size="3"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488024437"><img height="196" alt="密室から黒猫を取り出す方法" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/img/cover_image_m/2443.jpg" width="140" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></font></div>
<p>
　前作の<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488024406"><b>『踊るジョーカー』</b></a>に続いて、シリーズ二冊目となりました。名探偵の音野順も少しは成長したでしょうか。僕は前作からほとんど成長できずにやっぱり編集部とイラストレーターの片山若子さんにご迷惑おかけし通しでした。先に謝罪と感謝を述べておきたいと思います。すみませんでした。ありがとうございました。<br />
　今回、一連の物語でこだわった点は、『殺人事件であること』です。<br />
　明るく楽しいミステリを目指した場合、本当は死体なんか出てこない方がいいに決まっているんです。殺人やら凶器やら、物騒な単語は出てこない方が、読者も穏やかにやさしい気持ちで読めるはずなんです。<br />
　でもだめです。あえて名探偵とその助手には、殺人事件の謎を解いてもらうことにしました。そうすることで、軽さと重さのバランスをとりました。できることなら家で寝ていたい音野順は、人命がかかっているからこそ、なけなしの使命感に背中を押されて行動しているわけです。<br />
　今回も<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/mysteries.html"><b>〈ミステリーズ！〉</b></a>で連載させていただいた短編四つに、書き下ろしの短編を一つ足した構成になっています。<br />
　引き続き連載しているシリーズ短編ですが、2009年8月の<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488030360"><b>〈ミステリーズ！〉</b></a>でいったんお休みです。その掲載分を含め、いずれ三冊目も出ると思われます。<br />
　これからも気弱な名探偵を応援してください。</font></p>
<div align="right">（2009年9月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>北山猛邦</b>（きたやま・たけくに）</font><br />1979年生まれ。2002年、『「クロック城」殺人事件』で第24回メフィスト賞を受賞してデビューする。機械的トリックの案出に強いこだわりを持つ一方、世紀末的かつ叙情的な独自の作品世界を構築し、若手本格ミステリ作家として将来を嘱望されている。ほかの著作に<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488017224">『少年検閲官』</a><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488024406">『踊るジョーカー』</a>『「瑠璃城」殺人事件』『「アリス・ミラー城」殺人事件』『「ギロチン城」殺人事件』『アルファベット荘事件』がある。<br /><br />
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<br />
<a href="http://www.tsogen.co.jp/">推理小説の専門出版社｜東京創元社</a>]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>南園律『最上階ペンタグラム』［2009年2月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/minazono0902.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2009://6.66</id>

    <published>2009-02-05T07:07:26Z</published>
    <updated>2009-08-22T05:40:47Z</updated>

    <summary>着せ替え探偵の事件簿 潜入捜査を得意とする企業犯罪コンサルタントの、潜入先で巻きこまれた事件をつづるデビュー連作短編集（09年2月刊『最上階ペンタグラム』） 南園　律　ritsu MINAZONO  ...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[<font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>着せ替え探偵の事件簿 </b><br /></font>潜入捜査を得意とする企業犯罪コンサルタントの、<br />潜入先で巻きこまれた事件をつづるデビュー連作短編集<br />（09年2月刊『最上階ペンタグラム』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">南園　律</font></b>　ritsu MINAZONO</font> 
<hr color="gray" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><font size="3"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3961"><img height="196" alt="最上階ペンタグラム" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/images/cover_image_l/03961.jpg" width="140" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></font></div>
<p>　はじめまして。南園律と申します。<br />　ルーキーですので、ひとつ自分語りとか、創作を始めたきっかけとか、ミステリ観だとか、そういったことを書かせていただくべきなのかもしれません。が。<br />　いかんせんシャイなものですから、あとはこの二人に任せたいと思います。<br />　それでは<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3961"><b>『最上階ペンタグラム』</b></a>、お手にとっていただければ幸いです。</font></p>
<p>海坂：……で？<br />土田：で？　うーむ。で、で……出番だ海坂！<br />海坂：しりとりじゃありませんよ！　何ですか、その「俺うまいこと言った」みたいな顔！<br />土田：そう怒鳴るな。何キリキリしとるんだ。<br />海坂：だって、丸投げですよ？　職場放棄ですよ！<br />土田：イラついてばかりだと、肌が荒れるぞ。<br />海坂：土田さんこそ、そのメタボ体型、どうにかしたほうがいいですよ。<br />土田：「多忙な人間には何事も十分に成し遂げることは不可能である」。つまりアレだ、おまえみたいに不出来な部下がいると尻拭いに忙しくて、ダイエットに励む暇もないんだ。<br />海坂：（またどっかの偉人の言葉を適当に振り回す……しかも人のせいにしてるし）<br />土田：だが確かに、この体型のせいで出番が減っても困るな。だいたいずるいぞ、おまえばっかり。毎度毎度、楽しそうに謎のイケメンと事件解決しやがって。<br />海坂：冗談じゃないですよ。私はただ巻き込まれてるだけで、非常に不本意なんです。<br />土田：しかしだ、仮にも犯罪コンサルタントのはしくれのくせに、助手役に甘んじるとは。上司として情けないぞ、俺は。<br />海坂：何言ってるんですか土田さん、ちゃんと読みました？　どう見ても探偵役は私、助手役があの男でしょ。いえ、助手というよりむしろ、ただのオマケですね。<br />土田：……まあ、そこは、読者の方々のご判断に委ねよう。<br />海坂：望むところです。<br />土田：結果は、次のボーナスの査定に折りこむからな。せいぜい覚悟しとけ。<br />海坂：ええっ！？</font></p>
<div align="right">（2009年2月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>南園律</b>（みなぞの・りつ）</font><br />覆面作家。第３回ミステリーズ！新人賞最終候補となった「最上階ペンタグラム」を大幅改稿、連作化し本書でデビューを飾る。抜群のリーダビリティと、上品なユーモアのある作風が期待の新鋭。 <br /><br /><!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>千街晶之ほか『本格ミステリ・フラッシュバック』［2008年12月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/sengai0812.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2008://6.119</id>

    <published>2008-12-05T08:30:07Z</published>
    <updated>2009-08-22T05:36:03Z</updated>

    <summary>このブックガイドはひとりでも多くの本格ファンに、手引きとして参照していただきたいと思うのである。松本清張が頭角を現した1957年から、綾辻行人の登場した1987年まで、約30年間に書かれた名作・傑作を...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[<font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>このブックガイドはひとりでも多くの本格ファンに、<br />手引きとして参照していただきたいと思うのである。</b><br /></font>松本清張が頭角を現した1957年から、綾辻行人の登場した1987年まで、<br />約30年間に書かれた名作・傑作を紹介する珠玉のブックガイド。<br />（08年12月刊『本格ミステリ・フラッシュバック』キイ・ライブラリー） <br /><br /><font color="navy"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">千街晶之</font></b>　akiyuki SENGAI</font><br />
<hr color="black" size="1">
</font>
<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3933"><img height="196" alt="本格ミステリ・フラッシュバック" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/images/cover_image_l/03933.jpg" width="140" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></div>
<p>　今まで私が関わったブックガイド系の仕事を思い返すと、<b>『怪奇幻想ミステリ150選』</b>（原書房）は別として、<b>『ニューウェイヴ・ミステリ読本』</b>（原書房）にせよ、探偵小説研究会の一員として参加した<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=516"><b>『本格ミステリ・ベスト100　1975-1994』</b></a>や<b>『本格ミステリ・クロニクル300』</b>（原書房）にせよ、どれも自分にとっての「同時代性」というものと切っても切れない関係が存在していた気がする。つまり、1987年にスタートした「新本格」を、私は最初からリアルタイムで読んでおり、それがどのように受容されてきたかといった時代の空気も実感してきたつもりなので、そのことをひとつの強みとして執筆することが出来た面はあったと思うのである。<br />　しかし、<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3933"><b>『本格ミステリ・フラッシュバック』</b></a>の場合は、1957年から87年という、私が生まれる以前から、ようやくミステリマニアになりかけの頃までのミステリを紹介するという作業であるため、少なくとも80年代前半までに発表された作品の多くは、あとになって読んだものばかりである。そのあたりの事情は、他の六人の執筆者も似たりよったりに違いない（57年当時に生まれていた執筆者はいない）。<br />　これはもしかすると、リアルタイムの空気を知らないという弱みであるのかも知れない。しかし逆に、当時の評価に関する実感がないからこそ、現在なりの視点で過去の作品を再評価出来た――という強みにもなり得たと思うのだ。「この時期にどんな作品があったのか」という探究心も、実感としては知り得ぬ過去を少しでも知りたいという思いから出てきたのだし、当時の評価は評価として尊重しつつ「いま読んで純粋に面白いかどうか」を基準にしたかったというのも、たぶん執筆者全員に共通の思いだろう。従って、リアルタイムでこの時代のミステリをずっと読んできた読者からすると「その評価はちょっとどうか」と言いたくなるところもあるやも知れないが、そのあたりはどうか、後の世代ならではの怖いもの知らずぶりとしてご容赦願えればと……。それと、執筆者個々人によって「どこまでが本格か」という範囲は微妙に異なるけれど、ここでは「こういう読み方をすれば本格としての鑑賞も可能」といったふうに、やや広めに範囲をとっていることもお断りしておきたい。<br />　あと一言。<b>『本格ミステリ・フラッシュバック』</b>は、近年の一連の本格論争が始まる前から雑誌に掲載されていたものだが、論争を経ることで「そもそも本格に対する定義やイメージは個々人によってバラバラであり、ジャンルに関する共通了解があったつもりが、実は一種の共同幻想としてしか存在していなかった」ということが暴かれてしまった現在、もし共通了解を再構築するのであれば、一冊でも多く過去の実作に目を通す必要があることは間違いない。その意味でも、このブックガイドはひとりでも多くの本格ファンに、手引きとして参照していただきたいと思うのである。もちろん、そういった難しいことなど抜きに、自分が読みたい本を見つけ出すために楽しく活用していただくのが、私としては一番嬉しいのだけれど。 </p>
<div align="right">（2008年12月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>千街晶之</b>（せんがい・あきゆき）</font><br />1970年北海道生まれ。立教大学卒。95年「終わらない伝言ゲーム――ゴシック・ミステリの系譜」で第２回創元推理評論賞を受賞しデビュー。〈週刊文春〉をはじめ各誌で活躍。2004年『水面の星座 水底の宝石』で第４回本格ミステリ大賞、第57回日本推理作家協会賞をＷ受賞。<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3933">『本格ミステリ・フラッシュバック』</a>は、著者を含めた７名の執筆陣による、〈ミステリーズ！〉の人気連載を大幅改稿・増補した珠玉のブックガイドである。<br /><br /><!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>北山猛邦『踊るジョーカー』［2008年12月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/kitayama0812.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2008://6.118</id>

    <published>2008-12-05T08:26:59Z</published>
    <updated>2009-08-22T05:35:34Z</updated>

    <summary>『踊るジョーカー』のあとがき 世界一気弱な名探偵がお弁当持って事件に挑むキュートでコミカルな本格ミステリ連作集（08年11月刊『踊るジョーカー』） 北山猛邦　takekuni KITAYAMA  　 ...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[<font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>『踊るジョーカー』のあとがき </b><br /></font>世界一気弱な名探偵がお弁当持って事件に挑む<br />キュートでコミカルな本格ミステリ連作集<br />（08年11月刊『踊るジョーカー』） <br /><br /><font color="brown"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">北山猛邦</font></b>　takekuni KITAYAMA</font> 
<hr color="black" size="1">

<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3931"><img height="196" alt="踊るジョーカー" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/images/cover_image_l/03931.jpg" width="140" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></div>
<p>　毎回締め切り限界突破で<a href="http://www.tsogen.co.jp/mysteries/index.html"><b>〈ミステリーズ！〉</b></a>の担当さんにご迷惑ばかりおかけし続けてきた名探偵音野順の短編シリーズもついに一冊分になりました。<br />　連載二回目の<b>「時間泥棒」</b>の時には、自宅近くの小さな川が大雨で氾濫し、家の前に消防車が来てスピーカーで避難勧告を発するという状況の中、こっちもぎりぎりでそれどころじゃないんだよと思いながら原稿を書きました。ちなみに家は無事でした。なんだかんだで今まで続けてこられたのも、いつも辛抱強く原稿を待ってくれた担当さんのおかげです。ありがとうございました。<br />　理由はよく覚えていませんが、表題作である<b>「踊るジョーカー」</b>を書いた頃は、ひどく落ち込んでいて自信喪失しており、いろいろと悩んでいました。ある時ふと、そのまま自信のない気持ちを登場人物の一人として形にしてしまおうと思い立ち、結果として音野順が誕生しました。自信がなくて気が弱い、引っ込み思案でひきこもり、というあんまりいいところのない彼ですが、一応名探偵です。本書では彼が活躍します。一応。<br />　どの収録作からでも順番に関係なく読めると思いますが、順を追っていくと、何もなかった探偵事務所に毎回一つずつ何かが増えていくのがわかると思います。探偵事務所は徐々に豪華になっていくのですが、だんだんとへんなアイテムも増えていきます。ワトソン役である白瀬白夜という人物は、へんなものが好きなようです。<br />　本書に収録した短編はいずれも、本格ミステリとしてのポイントをきっちりと押さえつつ、あくまでコミカルに、あくまでライトに、という一貫したスタンスで書いています。なおかつ『密室』や『ダイイング・メッセージ』など、古くから存在するミステリの定型に対して、新しい一ページを加えられるだけのものを作ろうという気持ちで臨んでいます。<br />　といっても、読者の皆さんにはあまり難しいことを考えずに気楽に読んでいただけたらいいと思っています。<br />　まだ収録されていない作品もありますので、今後も名探偵音野順の活躍を応援してください。よろしくお願いします。<br />　最後になりましたが、毎回締め切りぎりぎりなのにもかかわらず素敵なイラストを描いてくださった片山若子さん、ありがとうございました。今回の本には雑誌掲載時の扉絵もすべて収録されていますので、読者の皆さんはぜひともご堪能ください。 </p>
<div align="right">（2008年12月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■ <b>北山猛邦</b>（きたやま・たけくに）</font><br />1979年生まれ。2002年、『「クロック城」殺人事件』で第24回メフィスト賞を受賞してデビュー。機械的トリックの案出に強いこだわりを持つ一方、静謐で世紀末的な作品世界を構築する力量も高く評価されている。他の著作に『「瑠璃城」殺人事件』『「アリス・ミラー城」殺人事件』『「ギロチン城」殺人事件』<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3650">『少年検閲官』</a>などがある。<br /><br /><!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

<entry>
    <title>加藤実秋『インディゴの夜　ホワイトクロウ』［2008年12月］</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.webmysteries.jp/afterword/katoh0812.html" />
    <id>tag:www.webmysteries.jp,2008://6.117</id>

    <published>2008-12-05T08:25:22Z</published>
    <updated>2009-08-22T05:35:02Z</updated>

    <summary>やっとシリーズ第３弾を刊行することができました。 プライベートでも事件に巻きこまれるホストたち〈インディゴの夜〉シリーズ第３弾（08年11月刊『インディゴの夜　ホワイトクロウ』） 加藤実秋　miaki...</summary>
    <author>
        <name>東京創元社</name>
        
    </author>
    
        <category term="440 ここだけのあとがき" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.webmysteries.jp/">


   
      
        <![CDATA[<font style="FONT-SIZE: 1.25em"><b>やっとシリーズ第３弾を刊行することができました。</b> <br /></font>プライベートでも事件に巻きこまれるホストたち<br />〈インディゴの夜〉シリーズ第３弾<br />（08年11月刊『インディゴの夜　ホワイトクロウ』） <br /><br /><font color="navy"><b><font style="FONT-SIZE: 1.25em">加藤実秋</font></b>　miaki KATOH</font> 
<hr color="black" size="1">
<p>　</p>
<div style="FLOAT: right; WIDTH: 150px"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3921"><img height="196" alt="ホワイトクロウ" hspace="12" src="http://www.tsogen.co.jp/images/cover_image_l/03921.jpg" width="140" vspace="10" border="1" /> 
<div style="TEXT-ALIGN: center"><img height="18" alt="書籍の詳細を見る" src="http://www.tsogen.co.jp/img/shosekishosai.jpg" width="100" border="0" /></div></a></div>
<p>　前回このコーナーであとがきを書いてから２年強、やっと<b>〈インディゴの夜〉</b>シリーズ第３弾を刊行することができました。前作<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3540"><b>『チョコレートビースト』</b></a>を上梓したあと、東京創元社の編集者から「ホストの私生活を描いたものを読んでみたい」とお話をいただき、１話から３話をジョン太、アレックス、犬マンのプライベートでの出来事、残り１話をいつも通り晶の一人称で語られるclub indigoを巡る物語という構成に挑戦しました。</p><p>　</p>
<p><b>「神山グラフィティ」</b><br />　舞台は渋谷・神山商店街。取材のために何度か足を運びましたが、しゃれたレストランやカフェと、精米器の音が流れる木造の米屋さん、店頭でガラスの３色ねじり棒が回転する床屋さんが軒を並べる不思議な趣のある街です。そこに惹かれ、現在<a href="http://www.tsogen.co.jp/mysteries/index.html"><b>〈ミステリーズ！〉</b></a>で連載中の<b>『こちら万来軒（×）探偵事務所』</b>も神山商店街が舞台になっています。<b>〈インディゴの夜〉</b>シリーズとのストーリー展開上のリンクも考えているので、こちらもチェックしていただけると嬉しいです。<br />「ホストの恋」もこの物語のテーマだったのですが、恋愛には全方位的にほとんど興味がないので、しんどいやらこっ恥ずかしいやら赤面脂汗たらたらで書くハメに……。</p><p>　</p>
<p><b>「ラスカル３」</b><br />　舞台は赤坂。単純寡黙で脳みそより筋肉でものを考える男が主人公……話、進まね～！というわけで疑惑とドラマのタイ人キックボクサー・ポンサックを登場させました。ポンサックくんは作者の予想以上にがんばってくれて、この作品は日本推理作家協会編 最新ベスト・ミステリー<b>『事件の痕跡』</b>（光文社）にも収録されました。</p><p>　</p>
<p><b>「シン・アイス」</b><br />　舞台は学芸大学。執筆直前に私自身がちょろっとトラブルに巻き込まれ、新宿警察署で事情聴取なんかされちゃったりしたこともあり、フツ～にボ～っと日々の生活を送れることのありがたさを噛みしめながら書きました。余談ですが、本職の刑事さんもミステリ読むそうです。「この仕事って、みんなが思ってる以上に書類書くことが多くてさ～。推理小説読むと『ああ、こういう状況の時はこんな風に表現すればいいんだ』ってすっごく参考になるんだよねえ」だそうです。</p><p>　</p>
<p><b>「ホワイトクロウ」</b><br />　私は作家デビュー前に20余年フリーのライターをしていたのですが、バブル期にはこの作品に出てくるような微妙な「コンセプト」が売りのクラブやバー、レストランを山ほど取材しました。印象に残ってるのは「大仰なこと言ってる店ほどトイレがしょぼい」。</p><p>　</p>
<p>　前回このコーナーを書いた時にも触れましたが、このシリーズはできるだけ長く書き続けていきたいと思っています。ヒロイン晶の天敵・豆柴刑事をフィーチャーしてみたい、そろそろclub indigoを巣立つホストがいてもいいかも、謎のマネージャー・憂夜の正体を明かす時期も近いか……等々構想は尽きませんので、今後もおつき合いいただけると幸甚です。 </p>
<div align="right">（2008年12月）</div>
<hr color="gray" size="1">
<font color="navy">■<b>加藤実秋</b>（かとう・みあき）</font><br />作家。1966年東京都生まれ。2003年、ホストクラブを舞台にしたミステリ「インディゴの夜」が選考委員各氏に絶賛され、第10回創元推理短編賞を受賞。2005年受賞作含む連作短編集<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3822">『インディゴの夜』</a>を発表。若者の“いま”を描写したスタイリッシュでテンポのよい作風が話題となる。著作は他に<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3540">『インディゴの夜　チョコレートビースト』</a>『モップガール』がある。本書<a href="http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3921">『インディゴの夜　ホワイトクロウ』</a>はデビューシリーズ第３弾となる。 <br /><br /><!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-9163377793766562";
/* 336x280, 作成済み 09/08/08 */
google_ad_slot = "1674558859";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
<!-- グーグルアドセンス・本の話題用フッタ -->]]>
        
      
    


    </content>
</entry>

</feed>

